キャラ作り 2
「さぁ、まずは活動名から決めていきたいと思うんだけど、希望はある?これは入れたい、とか?」
名前に入れたいものと言われてもパッと思いつかない……と思ったけど思いつくものが1つだけあった。
「あ、えっと……名前に雨っていう漢字をを入れたいなと思ってて」
「ほう?それはまたどうして?」
「なんだかんだ、俺は歌い手Rainという名前に愛着とか思い入れがあるみたいです笑だから、Rainとしての活動は公表しないし言うつもりもないんですけど、名前には少しだけ入れたいなって」
「なるほど?確かにその気持ちもわかるし、幸いというべきかうちのメンバーに雨が付く子はいないから、雨を入れて考えてみようか」
「はい!!」
「んー」
少し考え込みながらも、社長は紙に文字を書いていく。
『雨宮 詩音』
「どうだろうか?雨と共に、君のこれまでの活動に敬意を表する意味も込めて詩音という名前にしてみた。とはいえ、これはあくまでも私の提案でしかないからね、もっとこういうのがいい!っていうのがあれば遠慮することなく言ってほしい」
「雨宮詩音……なんかめっちゃかっこいいですね。字のバランスとか、むしろ俺がこんないい名前をもらえるなんて嬉しいですけど」
「んー?そんなに喜んでもらえるなら私も名付けをする甲斐があるというものだよ。もはや、私が名付けをすることも無くなっているからね」
「そうなんですか!?え!?」
「うん、私が直接名付けをしたのはスターライトプロダクションの創設時のメンバーくらいだからね」
「じゃあ、なんで俺なんかに……?」
「私がね、個人的に君のことを気に入っているんだよ、蓮くん」
「そ、そんな理由でつけてもらっていいんですか!?」
「まぁ、私代表だし?そのくらいの権利はあるさ」
「それはそうですけど……」
「だけど、私が名付けてSpica先生が初めて手がけたデザインによるデビューだ。プレッシャーをかけるつもりはないけど、期待しているよ?」
笑顔で社長にそう言われるけど、どう考えてもプレッシャーだと思うのは俺だけだろうか?
「ははっ、そんなに気にしなくていい。やりたいようにやっていけばいいんだ。数字なんて後からついてくる」
なんだろ、天羽社長に言われるととても説得力がある。それに、俺でもやれる気がしてきた。
「改めて、吉良蓮くん……いや、雨宮詩音君。よろしく!」
「はい!天羽社長!!これからよろしくお願いします!!」
「それで、細かい設定についてなんだが……君に関してはあえてなにも作らずに行こうと思う。強いていうなら、主人公に憧れる歌好きのお兄さん、かな?」
「主人公に憧れる歌好きのお兄さん、ですか?」
「そうだ!この想像力をかき立てられるような設定、面白いだろう?」
「それは、俺自身にも跳ね返ってくるんですけど……?」
「それは……頑張ってくれ!」
そう笑顔でサムズアップしてくる天羽社長。
なんだか、想像以上に簡単にまとまってしまった。
「あ、そうそう。ビジュアルが完成次第、
配信の準備を進めるから、完成から2週間後を初配信日にしようか」
「え、あっ、はい!!」
流れで初配信の日まで決まってしまった。うわぁ、いよいよデビューが近づいてるんだ。
ドキドキしながら俺はまた、ビルを後にした。
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