表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

第六話:知ってたか?主人公は必ずしも有能とは限らないのだよ


で、今はそのプチ戦争を横目に僕はたしか名前を鳳凰院 マリアとかいった正面に佇む美少女を見上げる(ほんの少し距離とか立ち位置とかオーラとかのせいでほんの少し、若干小さく見えるだけに決まっている。というかそう思いたい)。


「さて、仲嶋 流時。この私がハウスダストの巣窟、いえ生産所に赴いたのは他でもありません。実は…」


話し始めた銀髪美少女の真後ろに生き残りのリーゼントが折り畳み式のナイフを手に取り、襲いかからんとする姿が僕の瞳に映った。


「危ない…!!……………………おぶへぇ!!」


そして害のないはずの僕に火の粉が降りかかってきた。


―― 一応状況説明をさせてもらおうかな。…別に格好悪く見られるのが嫌なわけなんじゃないんだからね!!


咄嗟に声を上げたのに美少女はクエッションマールを頭の上にいくつも積み上げるだけで後ろにリーゼントが迫っていることを知らずのんきに笑顔を絶やさずにいる。


一歩。


間に合わないことは火を見るよりも明らかなのに動かさずにはいられない。


大した言葉も交えていないのに助けたいと思った。


だから手を伸ばした。


なのに、…なのに現実は違った。


締め上げようとしたリーゼントを見ずに身を沈めて肘鉄を腹にねじ込んで、呻いているそれの足を払って学ランの胸襟辺りを掴み、手首を握り流れるような手捌きで投げ飛ばした。


その光景はさながら映画の一場面のように滑らかで、鮮やかで助けようとした僕は食い入るようにただただその光景を見ていた。


そしてそんな風に呆然と立ち尽くしている僕を見て銀髪美少女は煌めく髪をかきあげながら頬をそっと緩めて口を開いて、


「これくらい鳳凰院財閥の令嬢たるものこれくらいできなくてどうします。」


そう口ずさんだ。


「どこの黒○事ですか、あなたは!!」


と、●執事っぽいセリフに突っ込んだ僕は後ろから忍び足で近付いてきたリーゼントに気付くことなく大人しく頭を殴られて気絶してしまったという訳です。


ケッ、どうせ僕はひ弱な帰宅部ですよ。


というわけで僕は大人しく気絶しましたとさ。めでたし、めでたし。


さて二月最初の更新日となりました

なんだかとっておも久し振りの気がするのは自分だけでしょうか。

突然で話は変わりますが、今月の十三日は十三日の金曜日ですよ。

はい、どうでもいいですね。

ではまた来週のこの時間にアップすることを目標にがんばります

ローテンションの作者こと赤村 佐紀でした

PSコメント等待ってます


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ