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第一章30 ある少女の考察

―某少女宅―



今日は噂の陽だまり停にて注文したお菓子の数々をいただいたわ。


なかなか無理な注文を押し付けた自覚はあるけれど、わたくしにもプライドがある。


評判がいいお菓子を仕入れて誰よりも派手に素晴らしいお茶会にしなくてはならない。


お父様の仕事が宰相である以上、王族に近いものとしての富の力は見せなければならないし、


みなが食べたことのないようなお菓子を仕入れなければならない。


地位を揺るがすような失敗はわたくしには許されていないの。


この緊張感のなか生きているのはひりひりするほどに緊張感に溢れているけれど、


わたくしは高揚感のほうが勝っているからか、何を言われても気にしないわ。


三時間退屈な中よく待てたわよ。


出されたお菓子が素晴らしくおいしくて、甘すぎて砂糖が口の中でじゃりじゃりなんてせず、


一体感となっていて、柔らかい舌触りのお菓子だったわ。


お席もあの程度の低い店にしてはいいお席だったし…。


三日後のお茶会が本当に楽しみだわ。


用意させたお菓子もお母さまと一緒に試食したけれど実に素晴らしかった。


このお菓子が貴族向けだったらよかったのだけど…。


いっそ買収して貴族向けのお店を開きたいところだけど…民衆のデモとか起こりそうなのよね…。


それはそれで面倒なのよ。


だから特別注文とやらにのってさしあげたの。


あのこ、アーヴァンだったかしら…。


本当に神童のようね?


家の、いえ、王家の専属シェフにならないかしら?


この話はお茶会の反応をみてからでも遅くはないけれど。


きっと陛下や妃殿下や姫殿下や王太子殿下も気に入るはずよ。


こんなにおいしいお菓子は今までこの国にはなかったのだから。


砂糖が高価でもないゆえにどこにでもあるからこそみんな甘いなら甘いほうがいい、という文化でしたもの。


調味料はいろいろと取り寄せられるけれど使い方もわかっていなかった食用文化が発展したように、


陽だまり停からの革命が起きたと情報がはいったのもここ最近。


なぜわたくしがこのようなことを語るかですって?


それは追々教えるわ。


とにもかくにも専属シェフが無理ならレシピを仕入れなければ。


まだギルドに出ていないレシピを!


王家限定のレシピにしてもらわなければ!


腕が鳴るわね…三日後に説得するわよ。


見つけたわたくしにも誉があたえられたら最高だもの!


もっと素晴らしい料理を開発すると思うの!


だってお母さまがそうおっしゃっていたもの!


利用できたら万々歳!利用できなくてもおいしいものがいただければそれで!


どちらに転がろうとお母さまの望むままになればどうでもいいの。


まずはこの目の前のお菓子の続きをいただかなくちゃね…。


「お母さま、話には聞いていたけれど、このように美味なるお菓子は食べたことあるかしら?」


「……………………。」


「ふふ…やっぱり?わたくしも初めてでしたの。」


「…………………。」


「ええ。お母さまのご期待に副えるように努力させていただくわ。」


「…………………。」


「久しぶりにお母さまの笑顔が見られてうれしいわ。また試食手伝ってくださいね?」


「…………………。」


「ふふ…またくるわね。」


わたくしだけのお母さま。


お母さまのためならわたくし革命でもなんでも起こしますわよ。


そのためには彼が、アーヴァンが必要なのは確かなの。


いい協力者になればいいのだけれど…。


考えるだけならいつでもできるものね。


あとは、飾りつけと料理の最終チェックかしら?


お茶会本当に楽しみだわ。



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誤字脱字などは直していますが沢山あったらすみません。

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