第一章27 研修一日目厨房のみんなとなかよくなりたいな
大変更新が遅くなりました。
今後もスローペースですがまったり進めていきます。
楽しんでいただけましたら幸いです。
―厨房―
給仕の皆とのお茶会の予行練習を終えた俺は厨房へときた。
厨房には、父さんと料理人が四名程集まっていた。
設備の説明は先にしておいてもらうように頼んでおいたので、俺は時間を確認してジェイマ君を連れてきた。
よしそろそろいいかな?
「父さんお待たせしました。粗方説明は終わったようなので自己紹介をしても宜しいでしょうか?」
「おうアーヴァン待っていたぞ。こいつは息子のアーヴァン、家の看板メニューを考えた張本人だ。」
「こんな小さな子が神の料理の開発者なのですか!?」
「神の料理?」
「ここいらではそういわれているんだ!陽だまり停の料理は神様が食べるほどおいしい料理ってな!すまねえ自己紹介だったな。俺はシーグリっつうんだ。よろしくな坊ちゃん。」
「丁寧にありがとうございます。俺はアーヴァンと申します。隣はジェイマと言って俺の補佐を全てお願いしてます。」
ジェイマ君が軽く頭を下げる。
イケメンて何をしていても様になるんだよな…ほんとに毎日眼福ですよ。
そんなことを考えているとジェイマ君の口元が笑った気がした。
「見つめあってるとこ悪いんすけど、俺はマキヤ、15歳っす!あんた開発者なんて認めない!俺はオーガストの師匠に憧れてこの店に来たんだからな!」
「マキヤ…ふぅ…マキヤがごめんなさい。前の店で一緒に働いていたダイナ。一応18歳。私もあなたが開発者なのは信じられない。」
「最後は私ね。さっきは驚いてごめんなさい。リリーよ、よろしくお願いしますわ。」
「おいおい…俺の息子や俺が嘘言ってるっていうのか?」
「にわか信じ難いっつうのは事実だよな。作ってるの見せてくれんなら納得せざる負えないとは思うが…オーガストさんが作ってるのかもと思うしな。」
「俺なんて凡人ですからいいんですよ。ですが、嘘つき扱いや疑われるのは嫌ですからね…家で作ったことのない料理ですか…中華ハンバーグか酢豚…中華系がいいな…。」
「おい!一人の時間に入るのはやめろっす!聞いたことない料理なんは確かっすけど。早く作れっす。」
「私たちを納得させたいなら早くして。」
「ふふ…では春巻きと中華ハンバーグ、チャーハンとコーンスープ、デザートにゴマ団子でいいですかね。父さんひき肉とチャーハン用に玉ねぎと人参、ピーマンをみじん切りにしてください。俺はハンバーグ用の玉ねぎや調味料の用意をします。スープ用のトウモロコシ、ゴマ団子はあんこは作り置きがるので餅を作りましょ。ゴマも用意して…皆さんも一緒に作りますよ!」
「私達は作れるのが見たいのであって…ってもうこれはどうしたらいいのですか?」
「俺にきくな、アーヴァンに聞いてくれ。こいつは俺より料理の才能も腕もいいんだ。アーヴァン量はどれぐらいだ?」
「そうですね、皆さんご飯は食べるでしょうから、多めに40人分は作っておきましょう。すべてみじん切りにしてください。できる方は父さんを手伝ってください。包丁が難しい方は俺とハンバーグとゴマ団子を作りましょう。」
「私、包丁はまだ下手だからこっち手伝う…」
「俺はお前が心配だからこっちにするっす。」
「だったら俺はオーガストさんを手伝う」
「私は何をすればいいかしら?」
「リリーさんはスープは作れますか?このトウモロコシを芯から実だけをとってください。」
「わかりましたわ。この量は大変ですけど頑張りますわ。」
指示を出しながら俺たちは料理を作っていく。
ジェイマ君はスマートに俺が大変なところは手伝ってくれる。
春巻きは餃子の皮を試行錯誤したものを大きめに用意する。
人参、タケノコ、ひき肉、春雨もあったから春雨ときくらげを用意して野菜は短冊切りと細かい細切りにする。
熱したフライパンで、しょうがのみじん切りをいためる、香りが出たらひき肉と洗っておいたもやしをいためる。
あらかじめ混ぜておいた調味料類、砂糖に醤油、酒、出汁をまぜて味を調整したものを入れて炒めつつ細かい野菜も最後に入れて火が通ったら冷ます。
ほんとはオイスターソースがいるんだけど見当たらないから、俺特性の魚醤を混ぜている。
魔法で冷ました具材を皮でくるるっと巻いていく。
ゴマ団子を揚げてから春巻きは揚げたいのでおいておく。
大量のひき肉に炒めた玉ねぎを半分と生の玉ねぎ半分おふを削ったものとニンニクのすりおろし、卵に塩コショウ、ゴマから抽出したゴマ油を入れて粘りが出るまでこねる。
添え物のほうれん草をゆでておく、同時進行でコーンスープも作っていく。
これは割と簡単だ、トウモロコシを実だけにしたものを少しの水とミキサーにかける。
塩や砂糖を入れてとトロットするまでよく煮込む。
野菜でとっておいた出汁を加える。
水溶き片栗粉と卵を加えて出来上がりだ。
コーンクリームを作るように調整は大変だったがいい感じにできた。
スープ指導をしながら、ハンバーグを大量に整形していく。
父さんに米を炊いてもらい、シーグリさんに野菜をいためて味付けを軽くしておいてもらう。
ダイナとマキヤにはゴマ団子を作ってもらうことにした。
餅をこねて一口大に分けて、ゴマ油を混ぜたあんこを包み、周りにゴマをまとわせる。
これを揚げて、ゴマ団子ができる。
春巻きとゴマ団子は俺が揚げよう…初めてだとびっくりするし油の温度も変わるから。
ハンバーグを焼きながらソースを作ろう。
醤油や味醂、酒、砂糖、酢などで少し甘酸っぱいソースを作る。
みんなで作ると手際がよいリリーやシーグリに驚いた。
ダイナとマキヤはまだおぼつかないが教えればの見込みは早く手際は悪くなかった。
期待が膨らむしいろいろな料理をまた増やせそうでわくわくするな。
食堂には匂いにつられて受付の皆さんや、護衛、給仕の皆さんがそろっていた。
「アーヴァンいい匂いね。私達おなかすいちゃったわ。」
「兄ちゃんご飯!」
「お兄ちゃんごはん!」
アキちゃんやナツくんが可愛すぎて…俺頑張ってすぐ作るね!
人数分を盛り付けていく…説明するより見せたほうが早かったからね。
今回はバイキング形式にしようと思う。
大皿にハンバーグを盛り付ける、スープは鍋ごと、チャーハンも大皿に、ゴマ団子もお皿に盛り付ける。
春巻きは四角い大き目のさらに積み上げた。
「これで出来上がりです。お手伝いありがとうございます。味見用はこちらに分けておきましたので、こちらをどうぞ。」
「アーヴァン…こりゃ初めてだな…うまい!早くみんなに食べてもらってくれ。」
父さんに言われて俺は給仕の皆さんに皿を運んでもらう。
「今回は各自で限りはありますが好きな量をこのさらに盛り付けて運んで食べてください。多めに作りはしましたがおかわりもあるのでケンカしないでくださいね。」
「でしたらわしたちがこの料理をまず平等にわけて配膳する練習をさせていただけないでしょうか?」
「お客様が自ら取りに来るという作法は聞いたことないですものねぇ。」
なんと…バイキング形式がないのだろうか?
まぁ富裕層含めて自分で好きなだけってのは限度がなさそうだし、今度説明しよう。
「そうなのですね…楽しいかと思ったのですが馴染みがないようでしたら、カンロさんの指示に従って配膳お願いします。」
「わしの指示ですか?かしこました。では一人前の分量や盛り付けだけ教えてくだされ。」
俺が各皿に簡単に盛り付けると、厨房から調理人が出てきて配膳係を手伝うように素早く盛り付けてくれた。
配膳係の皆さんがてきぱき配膳していく。
皆さん優秀で、作法も素晴らしかった。
「…悔しいが味見したらうまかったし見たことないし、お前が指示出してくれていたから認めるっす。」
「すごい料理の数々、同時に作れる技術も私にはできない。」
「俺はアーヴァン師匠って呼ばせてもらうぜ。坊ちゃんなんてなめた口きいて悪かったな。」
「お気になさらず。手伝ってくださりありがとうございます。今日は研修に来た皆さんと一緒に食べましょう。顔合わせも大切ですから。」
「仕事仲間と食事なんて久しぶりですわ。」
全員が腰かける。
俺の隣にはジェイマ君とナツくんとアキちゃんが座っている。
皆が思い思いに食べ始める。
「うめ―!陽だまり停にきてやっぱよかったな!ラスタシア!」
「お前さ女なんだからもっとおしとやかに食えよクリシア。」
「しかたねーだろ!うまいもんはうめーんだよ!」
ひときわ大きな声を上げたのは護衛の皆さんのテーブルの女性のようだ。
ほかのテーブルからもおいしいという声が上がっている。
「アーヴァン今日もうまいぞ。」
「本当においしいわ。」
「おいしいねお兄ちゃん!」
「にいちゃんこれもおいしいよ!」
「そんあ焦んなくても逃げないから。」
父さんや母さん、ジェイマにアキちゃんとナツ君も満足したようだ。
俺も食べてみる…うん、なかなかうまくできてる。
おかわり争奪戦なんてものが起きたりもしたけど、楽しい昼食会は無事に終わった。
次は護衛の皆さんに挨拶をしようとおもう。
今日もあと半分だ頑張ろう!
皆さんにお願いです。
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