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私は未来のあなたと結婚します。  作者: 山手みなと
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衝動

[第7話] 衝動


夢の中と現実が混在している飛鳥は、彼との再会に困惑していた。

妄想というより念が強すぎたのか夢にも影響が出て、それは予知夢のように出来事が始まるのであった。

再会するなり彼との約束を守るべく結婚に向けてお付き合いを始めることになった。

一方、世の中は宇宙旅行が流行っていてタイムスリップできるのが普通になりつつあった。

これって、夢と同じなんだよね...。

しかも、彼がタイムスリップを経験している事実は本当らしい。

飛鳥は、夢と同じ出来事に頭の整理ができていなかった。

夢の中で、とても内容の濃い出来事を味わったせいで、すでに人生を網羅した気になっていたのだ。

心の中では、本当に色んな時系列を味わった気でいた。

だが、現実世界は着実に夢と一致していく...。


彼はタイムスリップを利用し、未来では飛鳥の動きを監視。過去では他の男との出会いを阻むように行動に出る。

運命的な出会いをなくせば飛鳥は自分のものになると思い、タイムスリップを繰り返した。

しかし、その旅行は宇宙放射線を浴びるリスクがあり、彼は体に病を患ってしまっていた。

本当にこれが現実なら、未来では彼は特効薬で完治しているはず...。

飛鳥は思わず、夢の中の出来事を打ち明けた。

未来では特効薬が開発されて、" 投薬第一号はあなただよ " と告げた。

それから世の中は特効薬のおかげで旅行が自由にできるようになったことも付け加えた。

そして...。

「ある日、私が未来旅行に行く際、現実世界は宇宙で超新星爆発によりγ線バーストが地球に降り注ぐの」

「その影響で地球は壊滅して現実には戻れなくなって、私は未来で暮らすことになるの...」

「それが今から5年後の事なの」

そんな話、まともに受け入れる訳ないと思ったが、彼は素直に受け入れた。

そう、彼はすでに未来に行って特効薬の存在を確認していたのだ。

だが、それは確認だけに留まり、投与どころか放射線を浴びて帰ってきただけに終わった。そのせいで体がボロボロだと告白した。

次々に夢と現実が一致していくのだが、一喜一憂している場合ではない。

結婚できたとしても、5年後は地球は壊滅する。

私達はもう生きてはいないだろう...。

そうなれば結婚の約束は果たせない...。


現在の彼は病と闘っている。

いつまで持つか分からない。

しかも、彼を未来に連れて行くことを考えていたが、彼は放射線を浴びているせいで、未来旅行が禁止になっていた。

だから現在の時系列では一緒になることは不可能なのである。

「それなら、未来に飛び立って彼と結婚しよう!」

そう決意した。

現在の彼が現状維持していればの話だが...。

無理して命を削ろうものなら、未来の時系列では彼は存在しなくなるから心配なのだ。

果たして飛鳥は未来で幸せを掴めるのか?


旅行の日にちは5年後の夏休み。

実は予約がいっぱいでその日程しか申し込みできなかったのだ。

まさに宇宙放射線が降り注ぐであろう日にち。

2人は一体どんな運命を辿るのか...?


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