SIDE カミラ
すいません元旦で父の実家に帰っていました。
私は冒険者ギルドの受付嬢をしている。
昔は〈双龍〉などと呼ばれ有名な冒険者だった。
魔物があまりにも弱く感じたのでやりがいを感じられずに辞めてしまい、今は他の冒険者の成長を見るのが楽しくて受付嬢をしている。
だが受付嬢を始めた4年前、私のところに受付に来た人たちが私のスキルのせいで一斉に気絶してしまうという事件が起こってしまった。
それ以来ほとんど誰も私のとこに受付に来てくれない。
たまにきても気絶してしまうのだ。
そんな少し退屈な日々を過ごしていたある日、1人の少年が声をかけてきた。
「この2つの依頼を受けたいんですが手続きお願いします」と。
驚くと同時にこの子も気絶してしまうのでは、と思ったがしなかった。
私の威圧をものともしないような感じである。
少しこんなことを考えたあと
「はい、分かりました。すぐに済ませますね」
と返す。
久しぶりの作業などで手間取ってしまった。
この少年は何か考え事をしていたようだった。
ふと気づくと3分以上経っていた。
私は半径1m以内にいる相手を毎秒200ずつ魔力を奪っている。
すでにこの子からは36000以上も魔力を奪っていることになる。
どんだけ魔力を待っているのだろうと思った私は好奇心で1秒に奪う魔力を5000に増やした。
そして少年が考えるのをやめそうになるところで
「手続き終わりましたよ、気をつけて行ってきてくださいね」
と声をかける。
5000に増やしてから2分近く経っていた。
そして自分の魔力を確認してみる
【魔力】499400(23000+476400)/23000
…おかしい、
魔力が50万近くになっている。
これまでためた最大魔力の最高値は39万、過去で苦戦した*闇天竜(アンテンリュウでも良い)(T《天》級魔物)と戦った時の瞬間最高値。
闇天竜を倒した時はその39万の魔力を全て使い*覇龍之息吹(龍之息吹の最上位互換)を放って右半身に穴をあけた。
あの少年のは確か…
ノア=フォン=ロバスト、10歳。
ロバスト家の子ども、ということは小さい頃から世話をしたりもした〈雷剣〉と〈魔姫〉の子供ということだ。
、、、そういえば10歳の子供が死にそうだって聞いて心配して何度も何度も手紙を送って父(覇龍)に頼んで覇龍之涙を送ったりもしたはずだ。
快復したとは聞いてない、
よし、あとで2人にゆっくり聞くとしよう、なぜ教えてくれなかったのか。
ひとまずそれは置いといて面白いことになりそうだ。
*覇龍眼で鑑定したところ鑑定できたのは称号には転*者、*%神、%¥@*#€£$。鑑定系では神眼を超える能力を持つ覇龍眼でも鑑定できない場所があったのだ。
興味深い。
冒険者に戻ってあの少年についていくのも悪くない。
そうと決まれば早速行動しよう。
ギルドマスター:ヴェイン=アドリー(元T《天》級冒険者・ハイエルダーハーフドワーフ)のところに行き退職届とともに冒険者登録をお願いしにいった。
ヴェインは
「はあ〜今度は冒険者に戻りたいか、、、まあ正直言って受付カウンターの無駄だったからちょうどいい」
と言ってカード生成の遺物を出しカードを生成する。
「俺ですらLv.527なのにLv.783って、やめた時のレベル覚えてるがLv.666だぞ。不吉でキリがいいとか言ってやめたのになんで100以上も上がってやがんだ。」
「*覇龍之巣窟に住んでるので仕事の行き帰り魔物を倒しながら来ているんですよ。」
「…バケモンだろ」
「まあ良い、半年以上経って活動再開の場合は2段階冒険者等級を下げることになってんだがS《王》級の冒険者でもお前の前では動けなくなんだから俺の裁量で1段階下げるだけで良い」
その結果、私はS《天》級冒険者として冒険者活動を再開した。
明日はロバスト家に行ってリアムとエマとじっくり話をしよう。
そのついでにノアくんとパーティーを組もう。
そう決めて家に帰った。
カミラはこの時知らなかったがリアムとミアはちょうど今日の夜に王都から帰ってくるのだ。
リアムとエマは運が悪かったとしか言いようがない。
*
天竜は基本・希少属性が先頭に来てその属性魔法を使える。(無以外)例:光天竜・闇天竜・火天竜・水天竜など。各属性3体ずついて死ぬたびにどこかで死んだ属性と同じ天竜が生まれる。
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龍は覇龍を頂点・龍王として2体ずつ聖龍・冥龍・氷龍・雷龍・反龍・炎龍・海龍・嵐龍・地龍がいる。人化できる。龍は殺されたことがない。T《神》級を超えて神級魔物として位置付けられている。カミラは全ての龍之息吹が使え、そん中でも覇龍は別格。
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スキルではなく生まれ持った眼。魔力の流れを全て捉えることができ、最大50km先まで見通せる。鑑定能力はスキル《神眼》を超える。(のあの神眼は絶対神の神眼という意味なので別格)
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覇龍之巣窟はロバスト領内にあり、浅層(1〜9階層)が*S級ダンジョンとなっており、10階層以下は神級ダンジョンとされている。10階層毎に龍がいる。100層まであり、100層にカミラの父・覇龍と母がいる。覇龍の説明でどこにいるかわからないと書いてあるが大抵はここにいる。カミラは龍を素通りできる(知り合い、覇龍の娘のため)。カミラは100層に部屋は別だが覇龍たちと住んでいる。
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ダンジョンは等級の順がF<E<D<C<B<A<S<T<神となっている。ダンジョン等級と同じ冒険者等級のパーティが数年かけて攻略できるくらいの難易度。
読んでいただきありがとうございました。次も読んでいただけると嬉しいです。




