5・15事件〜絶対こうじゃないけど、こうだったら面白いなぁ〜
ある年の5月15日、犬養邸に海軍の青年将校が押し入った。
「犬養…死ねぇ!」
「ま、待て、話せば分かる!」
「問答…無用!」
青年将校のナイフを犬養はすんででかわした。
「ふぅ…できればこの手は使いたくなかったが、お主が話を聞かぬと言うのなら仕方がない。ーはぁっ!!!!!!!」
犬養の叫び声とともに、金色のオーラが犬養の身体を包み込む。髪も逆立ち、金色に染まっていた。
「この姿はスーパーイヌカイ!対暗殺用に特訓しておいたんじゃ」
「ならばこちらも!はぁっ!!!!!!!」
青年将校の身体から金色のオーラがほとばしり、髪が逆立ち、金色に染まった。
「な、なんじゃと…お主もなれるのか…」
「そうだ。この姿はスーパーショウコウ!こんなこともあろうかと特訓しておいたんだよ!」
犬養と青年将校の目が合う。
「「はぁっ!!!!!!!」」
一瞬にしてとてつもない衝撃波が巻き起こり、家は崩壊した。
「ここでは狭いのう。お主、上じゃ」
「ふっ、分かった!」
「「はぁっ!!!!!!!」
2人は天高く飛び上がった。
「はぁー!」
2人の拳がぶつかると、衝撃波が巻き起こり、閃光が走った。
犬養邸の前には野次馬が集まっていた。
2人の攻撃がぶつかるたび、空気が割れる。もはや2人の姿は見えない。
「お主、やるのう…」
「お前もな…」
「じゃが、これで終わりじゃ!イヌカイインフェルノブレイク!!!」
「ならば…ショウコウインフェルノストレイザー!!!」
とてつもない爆音とともに、あたり一帯が焼け野原と化した。
どちらか1人が地上へと落ちた。
「犬養、俺の勝ちだ…」
5・15事件 FIN