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魔王軍集結

「なかなかやるな・・・・」

 信長の声は震えていた。


「女、こいつはどうすればよいのか・・・・」

 信長はグレートドラゴンをどうすればいいのか、わからなかった。


「魔王様が、そう念じればよいのかと?」

 女は不思議な顔で答えた。


「そ、そうか・・・・」

 ドラゴンは信長が念じれば、目の前からいなくなった。

「な、なるほど、便利なものだな・・・・」


「魔王様、本日は幹部が揃っておりますゆえ、今後の方針を、我らにお伝えください」

 女は膝をついて、信長に語った。


「であるか」

 信長は膝の震えを必死で隠しながら虚勢を張っていた。


 大広間に戻って、間もなく魔王軍の大幹部たちが集結していた。


「魔王様、ご機嫌麗しゅうございます」

「魔王様、万歳!」

「魔王様、相変わらず、お美しい」

 幹部たちは、様々な誉め言葉で信長のご機嫌を取ってきた。


「であるか」

 信長は異形の者たちの、あいさつを内心ドキドキしながら聞いていた。


「魔王様、我らいつでも人間どもとの戦の準備はできております」

 ライオンのような風貌の男が信長に話しかけた。


「そちに任せる」

 信長はよくわからず、答えた。


「おお、とうとう魔王様から号令が出たぞ!」

 ライオン男は立ち上がり大いに感動していた。


「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 大広間に集まった、幹部たちは一斉に立ち上がり皆歓声をあげた。


「魔王様、とうとうご決心いただけたのですね」

 サキュバスの女は涙ぐんでいた。


「であるか」

 信長はもはや、どうとでもなれと思っていた。


 こうして数百年、停戦状態にあった魔王軍と人間界との全面戦争が幕を開けた。


「オレはつかれた、そろそろ休もうと思う」

 信長は女に案内されて寝室に向かった。


「はぁ、これでしばらくゆっくりできる」

 織田信長も、怒涛の展開にかなり疲れていた。


「本日も私をめちゃめちゃにして下さいませ」

 女はいきなり服を脱ぎだした。


「ちょ、ちょっと待て」

 信長はあわてて、女を止めた。

「今日は一人で寝ようと思う」

 

「えっ、どうされたのです、魔王様」

「もしや、どこぞの醜い女に騙されて見えるのですか」

「私が、すぐに成敗差し上げますわ」

 女は興奮して剣を構えている。


「ま、待て! 他に女などおらぬ!」

 信長は必死にその場を取り繕った。


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