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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
ナナ、USJに行く
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ナナ、USJに行く(4)

 鈴たちは、辺りを見渡すと、あまりにも静かすぎる。人がいない、ここで改めて貸切なんだと実感する。そんな鈴たちを横目にナナは、1人駆け出していた。

 ナナの行き先は、『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』に向かい。思い切り走るのは久しぶり、皮肉なことに、あの雨の日を思い出す、のはやめにする。風を切るとはこういうことなのか、思いきり楽しむぞ、そう思いながら走っていた。


 ナナは、ハリー・ポッターエリアの入口に行くと、巨石の前で走るのをやめ、立ち止まり。巨石を見上げ。

 これは造り物だとネットには書いていたけど、どう見ても本物に感じる。私だけでしょうか、と聞いても誰もいない。ちょっと寂しい気もするけど、自由を感じる、私だけでしょうね。ナナは、独り言を言いながら、前に進んで行った。


 このエリアで、ナナのお目当ては何か。それは、魔法の呪文を唱える場所に行き、魔法の呪文を唱えること、その場所は8か所ある。問題はスタッフに気づかれないようにすること。

 ここで、とんでもないサプライズがナナを待っていた。果たして、このサプライズはいるのか、いらないのか。


 ナナは、1つ目の魔法、浮遊させる魔法を唱える場所に向かった。その場所は、「オリバンダーの店」の道をはさんで向かいの建物に、赤い窓枠のショーウインドウがあり。そのショーウインドウ内の赤い玉を魔法の呪文で浮遊させることができる。


 ナナは、1つ目の魔法の場所に行くと、スタッフが立っている。

「ナナ、久しぶり、ようこそ、ハリー・ポッターエリアへ」

「でた!? なんであなたがここにいるのよ!?」

「あれ!? 言ってなかった!? 私の親友に、ここの関係者がいるの。それと、ナナの案内役は、私が担当しますのでよろしく」

「はぁ!? 私の自由を奪うつもり?」

「自由!? いいですね、でも、スタッフがいないと、何かと不便だし。それに、この時間帯は、スタッフは私だけ、安心して喋れるよ。それと、さっき院長には連絡しといたから」

「……わかった、けど、私の邪魔はしないでね」

「もちろん、自由、だったよね!?」


 突如、ナナの前にスタッフとして現れた角野教授。ナナは、こういう状況にちょっとだけなれてしまっているようで、私に気を遣っている、まあいいか、と思っていた。


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