ナナ、USJに行く(1)
ナナは、辛い記憶を思い出し、原西の次男と伊藤たちは逮捕され。このことはニュースでも報道されていた。5000匹の猫の命を奪った罪は非常に重い。
ナナは、鈴と一緒にソファーに座り、ニュースを見ている。ナナは、胸をなでおろし、これであいつらの犠牲になる猫はもういない。
私が世間に公表されるとどんなことが起きるか、わかっている。私は、隠れて生きないといけない。普通の猫のようにできないところがある。その証拠が、そんなことを考える私がいること。私は、人間になりたいのかもしれない。ふとナナは、そんなことを思い、明日からまた仕事が始まる、頭を切り替えようと思っていると。隣にいる鈴が妙なことを言いだした。
「ナナ、社員旅行に行かない?」
「社員旅行!?」
「どこか行きたいところある?」
「もしかして、私に気を遣ってるの?」
「別に、気を遣ってるけど、何か悪い?」
「……お姉ちゃんそういとこ、私は好きだな……」
「で、どこに行きたい?」
ナナはダメもとで言ってみた、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に行きたいと。
すると、鈴は1つ返事でOKし、テーブルのスマホを取り、どこかに電話かけている。このあと、鈴のファンクラブの力を使って、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を5時間貸切ることになり、全ての費用はいらないと言う。但し、USJの関係者の飼い猫たち5匹のカウセリングをして欲しいと、鈴のファンクラブのリーダーから申し出があった。
この時、鈴とナナは嫌な予感がした。その予感は、また的中するが。信じられない起こり、呆れてものも言えず。鈴は、困り果てているが。ナナは、違う。あの人たちは、お姉ちゃんを絶対に裏切ったりはしない。ただ、角野教授だけは、読めない。
いったい何が起こったのか。鈴のファンクラブは30人と決まっていた。しかし、あのニュースの放送があったあと。角野教授は、ナナのこれから先のことを考え、ナナを守るには、鈴のファンクラブたちだけには、ナナの存在をしていた方がいいと思い。31人目になるために、まるで切り札のように鈴の秘密を知っていると言い、鈴のファンクラブに入った。その秘密こそがナナのことだった。この31人は、極秘にナナを守る会をつくっていた。




