ナナ、テレビに出る!?(3)
リハは10分くらいで終わり、5分後に本番が始まる。対談から始まるのだが、事前に質問内容は聞いている。
いよいよ本番だが、田中先生は緊張している様子がない。とにかくナナの存在がバレないようにすることに、集中していた。
5分後、収録の本番が始まった。
セットの中には、田中先生と女性キャスターの2人だけ。仮名、モザイク、音声等については、プライバシーの保護ということでご了承ください。とテロップが流れ。質問は、7つ。
「1つ目の質問ですが、動物型人相学は特殊能力により生まれたものですか?」
「はい、そうです。ただ、この能力がこのまま続く可能性はわかりません」
「ということは、自然になくなることもあると?」
「はい、そうです。人間ですので」
「2つ目の問ですが、動物型人相学は、動物の表情を読み取るということですが、あなたにはどのように映るのですか?」
「それは、お答えできません。プライバシーですので」
「わかりました」
「3つ目の問ですが、動物型人相学とは、あなた独自のものですか?」
「そうです。この能力がなしえる技です」
「わかりました」
「では、その能力はいつごろ目覚めたのでしょうか?」
「1年前ですね」
「最近ですね。何かきっかけがあったのでしょうか?」
「動物を観察し続けたことで、生まれた能力かもしれません。果たして、いつまでこの能力が続くのか」
しばらくして、対談は無事に終わり。いよいよ、カウセリングが始まる。2人は、へまはできない。




