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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
ナナの休日
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ナナの休日(3)

 最近、ナナは妙な夢を見る。もしかしたら忘れたい記憶なのか、それとも思い出したい記憶なのか、それは本にもよくわからない、なんであんな夢を見るのか。

 その夢には、必ず東京スカイツリーが現れる。東京スカイツリーに行けば、失った過去を思い出すのか。そのことを鈴に相談すると、ちょっと冷たくない、と思うような答えだった。

 それは自分で決めなさい。覚悟はしといた方がいい。その結果がどうであれ、私はあなたの味方と言うことを絶対に忘れないでね、これでもお姉ちゃんだから。


 次の休日。ナナは、田中先生と一緒に東京スカイツリーに行くことに。この日、鈴は休みではなかった。

 東京スカイツリーは、動物と同伴はできない。そこで、東京スカイツリーを15分間だけ貸し切りにした。鈴のファンクラブの中には、それを可能にする人物がいる。恐るべし、鈴のファンクラブたち。


 田中先生が運転する車は、1時間10分くらいで東京スカイツリーに着き、2人は車から降りると、お約束のように東京スカイツリーを見上げ。田中先生は、一応辺りを確認し、怪しい人物がいないか確かめ。ナナは、いつものようにキャリーバッグに入り、ナナの姿は見えないようにしてある。

 2人は、東京スカイツリーの出入口に行くと、女性の人が1人立っている。どうやら、特別案内人の方で、キャリーバッグには何も触れず。自動ドアには、15分間貸し切りの張り紙がしてあり。この間、ナナは何も思い出してはいない。


 2人は、展望台に行き。特別案内人の女性は、一旦1階に下りて行き、時間になったら2人を迎えに行くことになっている。これで、このフロアーは2人だけ、完全なる貸し切り。

 ナナは、キャリーバッグから出ると、辺りを見渡し、もの凄く静かなだと思いながら、辺りを歩き回り、地上を見下ろし、何か楽しんでいるような感じなっていると。

「ナナ、なんか思い出した?」

「……何も思い出せない、あれは、単なる夢だったのかな……!?」

「そんなに気になる? 思い出せない過去!?」

「私は、ただ、知りたいだけなの!? なんでお姉ちゃんに会いに来たのか?」

「わかった、私も協力するから、一緒に頑張ろう!?」

「ありがとう……」


 2人は、しばらく貸し切り状態を楽しんでいた。


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