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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
カウンセリング開設から1ヶ月後
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カウンセリング開設から1ヶ月後(1)

 カウンセリング開設してから1ヶ月が経ち、予約件数も増え。カウセリング件は150件を突破。内訳、猫が4割、犬が6割で、他の動物たちは来院していない。


 ナナは、カウンセラーとして、ベテランのように件数をこなしていく。ほぼ、ナナがメインに対応し。それをうまくカバーしている田中先生、そんな風に見てとれる。


 カウセリング初日に来院した、一週間後、モモの飼い主からメールが届いていた。メール内容は、モモとラッキーが結婚した報告だった。


 あの日来院したあと、モモは驚くくらいの食欲で、夫婦ともにその光景に涙しました。ラッキーに会える嬉しさなのでしょう。本当にカウンセラー様には感謝しています。

 引っ越して以来、連絡していなかったラッキーの飼い主に事情を説明すると、ラッキーも最近食欲がなくなっていたそうです。

 その翌日、大阪に行き。モモの姿に少し戸惑ったように見えたラッキーでしたが。2人はまるで子供のようにはしゃいでいました。ご飯も2人して仲良く、あの日のように食べていました。

 お互い好きなんだと感じ。モモとラッキーは一緒に、ここ大阪で暮らした方がいいと思い。非常に寂しい思いですが、娘の幸せを願い決断しました。本当にありがとうございました。

 メール内容は以上。


 田中先生とナナは、そのメールに喜び。そして、田中先生は特に喜び、目頭を熱くしていた。

 

 本日の予約、1件目の飼い主は男性、31歳。依頼者は、猫のゴン太。性別雌、年齢3歳。依頼内容は、食欲不振。


 ゴン太を引き取ってから、1週間してから急にご飯を食べなくなり、非常に心配です。宜しくお願いします。

 飼い主が変わったからでしょうか。私にはそうは思えません。以前からゴン太とは知り合いです、仲はいい方です。知り合いの動物病院から、ここを進められました。

 ゴン太の出会いの欄には、友人の彼女は猫アレルギーで友人は彼女を選び。私が引き取りました。以前、雄猫を2匹飼い、1匹目も2匹目も名前はゴン太。あの番組のファンです。初めての雌猫。友人は、名前を変えるなと言われました。でも、名前はゴン太。


 あのゴン太と同じ名前。ナナは、以前ネットで一目見て気に入ったキャラクター。


 Kルームでは、ナナはゴン太に近寄り。

「ゴン太さん、いいお名前ですね」

 すると、ナナを睨むゴン太。

「はぁ!? いい名前!? どこが? バカにしてんの!? 普通、女の子にあんな名前つける!? 普通つけないよね。私は女の子よ、女の子、わかる!? 男だったら、それでも構わない、いいかもしんない。けどね、私は女の子。私にはれっきとした名前があるの、ミーちゃんって可愛い名前が……」


 鬱憤がたまっていたのか。確かに、女の子の名前にゴン太というのは。


 ゴン太が言うには、ゴン太はいや、絶対にいや。なんとか以前の名前に戻したい。そこでご飯を食べない作戦に出た。しかし、以前の飼い主より今の飼い主の方が、居心地がいいと言う。ただ、名前を変えられたことに腹を立てている。なんでわかってくれないと。


 ナナは、確かに名前は大事。安易に名前をつけないで欲しい、こういう猫もいる。そう思い。田中先生は、ゴン太の言い分を飼い主に告げると。飼い主は、まさかと思ったが、ミーちゃんに申し訳なかったと謝り。「ミーちゃん」と呼ぶと嬉しそうにしていた。


 尚、カウセリングを受けた診断書には。食欲不振の原因は、「名前。安易に名前はつけない。よく考えよう」、これをカウセリングデータとして保存します。と記載されていた。


 飼い主は、診断書のデータ保存を承諾した。


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