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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
カウンセリング初日
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カウンセリング初日(9)

 午後0時30分、昼食時間。田中先生とナナは、K事務室が完成してからここで昼食と昼休憩をとる。田中先生は、毎日お弁当を持参し。ナナは、鈴が買ってくる猫用の缶詰をメインとして食べ。キャットフードCMが流れると欠かさずチェックしている。


 ナナは、昼食が終わると、いつものようにこたつに潜り込み、すやすやとお昼寝をする。 田中先生はソファーに座り、『人間と動物の意思疎通について』の本を読書中。この本の著者は、田中先生が鈴と同じくらい尊敬し。この業界ではその名を知らぬ者はいないとまで言われている、その名は角野守。そして、獣医学部の教授だった。

 田中先生が大学在学中の時に、鈴も早川も角野教授の講義を受け、尊敬している。この本を読みながら、最近田中先生は思う。人ですらわかり合えないことがある。なんでわかってもらえないのか。それなのに動物と意思疎通なんて。


 午後6時30分、初日の予約10件は、無事に終わり。ナナは、診断結果に改めて思った。

 鈴のファンクラブたちの猫ちゃんとワンちゃんたちは、みんな鈴に感謝していた。命の恩人だと言っていた。ここは居心地がいい場所。私は、なんでここに来たかったのか、思い出せない。しかし、お姉ちゃんは私の命の恩人、感謝している、充実した日々を送り、カウンセラーの仕事にやりがいを感じている。これって、幸せということなの。


 2人は、初日の報告に院長室へ行き。2人はソファーに座り。鈴は机に向かい、パソコンの画面に表示してあるカウセリングの診断書の内容を確認し。2人が座るソファーの前にあるソファーに鈴も座り。目の前リンちゃんをジッと見て、何かを取り出し。

「お姉ちゃん、何やってんの!?」

「これ、ダメなの!? 猫じゃらし、面白くないの?」

「面白くありません」

「そうなの!? つまんない」

「つまんない、って」

「はい、これ」

 鈴は、テーブルの上に何か置いた。

「それは、今日の発売のネコ缶……」

 ネコ缶とは、猫専用の缶詰のこと。

 ナナは、大喜びしている。今日、この猫缶を買ってきて欲しいと言い忘れていた。


 鈴は、この2人にカウセリングをやらせて正解だと思っていた。


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