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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
カウンセリング初日
36/81

カウンセリング初日(3)

 ナナがこたつ潜り込み、5分が経ち、この部屋も暖かくなり。ナナは、こたつの中から顔をちょこんと出し。壁掛けの時計を見ると、午前9時10分。

「さてと、ミーティング始めますか!?」

 既に、田中先生はソファーに座っている。ナナは仕事モードになり、ちょっとお行儀が悪いがソファーの前にあるテーブルにちょこんと座り、ミーティングが始まった。


 この動物病院内で働くにあたって、ナナ用のルールがある。ナナの稼働区域は、KルームとK事務室だけ。基本はそうだが、臨機応変に対応する。患者の話を聞くということも視野に入れている。そして、従業員以外に顔を知られないようにし、従業員以外とは喋ってはならない。


 動物たちに悩みはある。それが形になって見えるのがストレス。例えば、ストレスが原因で食欲不振になる場合が多いと言われている。

 そこで、ナナが動物たち会話し、ストレスの原因を取り除く。その結果、食欲不振は消え、元気になる。原因さえわかればなんとかなる。人間もそうであるように、話すことが大事。


 動物型人相学とは、鈴が勝手に作ったもの。それを信じさせ、定着させるには、実績を積むしかない。今はまだ、えたいのしれないワードだが、鈴には実績と信用がある。それに期待するしかない。


 基本1日の予約件数は10件。本日の予約件数は10件。その内の9件が、鈴のファンクラブたちの予約だった。そこまでして鈴に会いたいのか。それとも、予約件数に貢献したい想いなのか。依頼内容を見て見ると、そうではない。


 実は、猫や犬たちに、病院に行くよと言えば、喜んでついてくる。鈴のことを気に入っているとしか考えられない。それが、叶わなくなると思い予約した。そして、猫や犬たち不可解な行動、飼い主をどう思っているのか、わかるのであれば教えて欲しい。確かに人間の都合だが、家族の一員。


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