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猫の動物カウンセラー  作者: K・Sメッセ
鈴の提案書
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鈴の提案書(3)

 提案書、動物カウンセリングの開設。

 このコンセプトは、動物と会話できるナナが動物たちの悩みや愚痴を聞き、共感し、解決策を導きストレスを取り除き。多くの動物たちの考えや思いを知ることができ、病気や心のケアに役立てられることを目的とする。


 ナナは、生まれつき人の話を聞く耳をもっている。たった1年しか生きていない、人間で言えば17歳。人生経験の浅いにナナにカウンセラーの仕事が務まるのか。私は大丈夫だと思います。ナナには豊富な知識がある、その吸収力は凄いと思われ、動物園で対応、ここに入院している猫や犬たちへの対応、相手の立場を理解し、親身になって対応する、まさにカウセリングを見ているようでした。私は、ナナに動物カウンセラーになって欲しいです。


 ここで1番大事なことは、ナナファーストを実行すること。ナナあってのカウセリング。ナナなくして、カウセリングは絶対にありえない。よって、ナナの体調に合わせて、無理はしないこと。


 そこで、動物の知識が豊富な田中に、ナナのサポートをお願いし。動物の考えや思いを知ることで、そのデータを基に今後の動物の対応に役立てて欲しい。もしかしたら、本当の意味として動物と意思疎通ができるかもしれない、いい刺激になると思います。


 メインカウンセラーはナナ、サブカウンセラーは田中、この2人でカウンセラーの仕事やってもらいたい。但し、極力ナナの発言を従うこと。

 

 本来なら、診察の際に悩みを聞く体制を取りたい。しかし、飼い主の立ち会入の診察のためそれができない。飼い主を目の前にして、ナナと患者の会話を聞かれる訳にはいかない。かといって、急に飼い主の立ち合いを中止する訳にもいかない。ではどうやって、カウセリングを実行すればいいのか。

 できることならカウセリングを始めましたと言いたい。しかし、喋らない動物たちに何を聞くと言うのか。かえって怪しまれる危険性があります。


 そこで、次の内容を受付に張り出し、ホームページにも記載する予定です。

 11月13日から当病院では、ストレスが原因とみられる患者様、又は、健康診断を受けてもらう方に、当病院独自の方法で患者様を診察します。

 その方法とは、人相学を応用したやり方、「動物型人相学」という方法で、動物が何を考え、何を思い、何を悩んでいるのかを見極め、それに共感し、寄り添うことで悩みを解決し、ストレスを取り除くことができます。ネコちゃんやワンちゃんたちが飼い主様のことをどう思っているかさえもわかります。

 尚、この方法は、動物たちの表情を読み取ることでいろんなことがわかります。ですので、かなりの集中力を使います。よって、集中力の妨げ防ぐために、飼い主様には待合室で待機してもらいます。それができない場合は、この診察は受けることができません。飼い主様のご協力のほどよろしくお願いします。


 上記の説明で、ナナの能力を隠し、カウセリングを行いたいと思っています。

 知っての通り、大抵のストレスの原因は飼い主にあると言われ。家庭内での猫同士のいざこざもストレスになる場合があります。


 カウセリングを受けた患者の真実を知った飼い主は、驚き、どうしてそんなことがわかるのですか、と聞いてくるでしょう。その時は、「人間も顔を見ればわかることあるじゃないですか。動物も同じです。顔にそう書いてあります。人間のように動物も顔に出ます」、と言えばいいのです。全ては、「動物型人相学」です。これで押し切り通します。


 おそらく、かなりの評判を得ることでしょう。マスコミに取り上げられることでしょう。「動物型人相学」とはなんのか。教えて欲しいという方もでてくるでしょう。その時は、企業秘密ですと言ってお断りします。それでも世間が騒ぎたてるなら、私がなんとかします。その対応策は思案中です。ナナは絶対に守ります。


 尚、2階の予備室1をカウセリングルームとして使い、予備室2をカウセリングの事務室兼休憩室とする。内装は、2人の好きなようにしてください。但し、内装工事を急ぎたいため明後日までに、内装のデザイン案を堤出してください。


 あとは、2人のやる気次第です。ただ、気になるのはナナへの負担がどれだけのものになるか。メンタルは強そうだけど、その分の反動もあるはず、そこ辺りは私を含めみんなで支えます。但し、いつでも辞めて構いません。この仕事に無理は禁物です。なぜならそこには患者がいるからです。中途半端な対応はできません。やるなら徹底してやる、やらないならやらなくていい。


 細かところは今後詰めていくとして、以上の内容を提案いたします。


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