ナナと田中先生、動物園に行く(1)
鈴とナナは、お寺から自宅に戻ると。ナナが動物と会話できるのか、それを確かめるために、鈴の両親と早川副院長に内緒でこっそりと動物病院の裏口から忍び込んだ2人、まずは猫入院室に向かった。鈴の右手には、キャリーバッグが。
台風明けのため、今日の診察は午後から。この時間なら、2階に避難していた動物たちは既に1階の入院室に戻し、みんなスタッフルーム集まっているはず、鈴はそう思い。
こんな時に役に立つのが、ナナの優れた耳と気配を感じる能力。どうやら、この1階には誰もいない様子。
2人は誰にも見つからずに猫入院室に入ると、ケージの中に入っている猫たちはわりと静かにしている。
ナナは、キャリーバッグの小窓から、猫たちに人間の言葉で話しかけた。
すると、猫たちは一斉にナナ方を見て、人間の言葉を喋る猫、ナナに驚き。いつ飼い主の元に帰れるのか、いつ我が家に帰れるのか、ナナは質問攻めに合い、そのことを鈴に話した。
この時、猫たちは猫語を喋っている訳でもなく、泣き声が聞こえる訳でもなく、何も聞こえず。ナナが1人で喋っているだけの状態。
この現象は、おそらくテレパシーのようなものでナナと猫たちをリンクし。ナナが言うには、猫たちの声は猫語ではなく、人間の声で聞こえ、それも日本語で喋り、その声は1人1人個性がり、まるで普通に会話しているように聞こえたと言う。
となると、アメリカに住む猫は英語ということになるのか、鈴は気になっていた。
不思議なことに、同じ人間の言葉なのに、鈴が話す人間の言葉は猫たちには通じず。ナナが話す人間の言葉は猫たち通じる。ということで、鈴の言葉を通訳という形でナナが猫たちに話し、意思疎通ができ。猫たちは鈴を見て、みんな鈴に感謝し、命の恩人だと言い。ここは居心地のいい病院だと言っていた。鈴や早川副院長たち言葉は通じなくても、優しさや思いやりの心は猫たち通じていた。
この後、2人は誰にも見つからず、隣の犬入院室に入ると、ケージの中に入っている犬たちはわりと静かにしている。
ナナは、キャリーバッグの小窓から、さっきと同じように犬たちに人間の言葉で話しかけると。
犬たちは一斉にナナ方を見て、人間の言葉を喋るナナに驚き。いつ飼い主の元に帰れるのか、いつ我が家に帰れるのか、ナナは質問攻めに合い、そのことを鈴に話した。
この時、犬たちは犬語を喋っている訳でもなく、犬が吠えるのでもなく、何も聞こえず。ナナが1人で喋っているだけの状態。
猫の時同様で、ナナが言うには、犬たちの声は犬語ではなく、人間の声、日本語で聞こえたと言う。
となると、アメリカに住む犬は英語ということになるのか、鈴は、ますますそのことが気になり。
鈴が話す人間の言葉は犬たちには通ず。ナナが話す人間の言葉は犬たち通じる。ということで、鈴の言葉をナナが通訳し犬たちに話し、意思疎通ができ。犬たちは鈴を見て、みんな鈴に感謝し、命の恩人だと言い。ここは居心地のいい病院だと言っていた。
ナナは、動物たちと会話できたことが嬉しく、鈴が動物たちに慕われ、もの凄く感謝されていたことが、自分のことように嬉しかった。
更にこの後、2人は入院室1に行き。そこには、インコとウサギとカメが入院していた。
ナナは、さっきと同様に話しかけると、インコとウサギは会話できたが、カメは会話できず、ナナが話しかけても何も反応しなかった。ということは、ナナと会話できる動物と、できない動物がいることになる。
鈴はそのことを調べるために、ナナを動物園に連れて行くことを考えていた。2人は、2階のスタッフルームに向かった。




