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孫好き爺様と自堕落孫の異世界生活!?
32歳の冬いつもと変わらぬ1日のはずが、なんの前触れもなくあの日…俺は死んだ。
行きつけの飲み屋で悪酔いし暴れた帰りに友人と喧嘩別れ
電話帳から適当に電話して愚痴り寝たはずだ
不摂生な生活のツケか、はたまた自堕落に生きてきたツケか
それとも誰かの怨念か…なんにしろそのまま俺が起きることは二度となかったみたいだ。
若い頃から長生きするつもりもなかったせいか不思議と自分が死んだというのに落ち着いている
しかし心残りは何も残せなかった、何もできなかった、何者にもなれなかった。
人間なんて60億人くらいいるのだから、俺みたいな何の取り柄もない人間が何か出来るとは思ってなかったが
若者特有の俺は違う俺はできるんだ周りとは違うんだって気持ちはこんな俺にもあったみたいだ。
笑けてくる。
もう死んだというのにこんな事考えたって意味ないのにな…