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絶望老人が異世界転生をしたら、もう既に最強無双になっている?  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アリスノヴァイン王国編 ~王都の反乱を阻止せよ~
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69、これからどうするの?

  ●【No.069】●



 勇者マイカたち『ブラックファントム』と勇者マトオたち『セックス・ハーレム・ナイトメア』の活躍により、国王とお姉様を無事に守りきり、反逆者共を一掃できた。 これで国王に逆らう者はいない。 こうして無事に王宮を取り戻し、国王とお姉様が玉座の間ヘ行って、姉弟揃って並んで玉座に座る。 ようやくこの王国も普段通りに正式・正統な王様が戻り、国も正常に戻りつつある。


 玉座に座る少年王とお姉様の目の前で(ひざまず)いて、改めて忠誠を誓う貴族や部下の家臣たち。 この者たちは最後まで少年王に忠誠を誓い、貴族伯爵のカシオスト卿には従わなかった者たちだ。


「―――おかれましては―――」


「「………」」


「陛下におかれましては―――」


「「………」」


「陛下におかれましては―――」


「「………」」


「陛下におかれましては―――」


「………」

「ふぁ…」


 同じようなお祝いの挨拶の繰り返しで、さすがの少年王も退屈したのか、思わずあくびが出てくる。 まぁ…まだ13歳だし、退屈なのは仕方ないことだ。


「王よ。 みな王に忠誠を誓っているのです。

 ちゃんと聞いてあげないと駄目ですよ」

「うん、お姉ちゃん」


 それを見たお姉様が弟を優しく注意する。

 その後も少年王は眠気を堪えて、貴族や家臣たちのお祝いの挨拶を聞いていく。 なんとか耐え抜くけど、あのクーデターがあった後で、なかなか休む暇もなく、すぐに公務に臨んでいるで意外と大変なのだ。


 この後も長い行列ができた貴族や家臣たちのお祝いの挨拶を延々と聞かされ続けて、それでもなんとか耐え抜く少年王。







 一方その頃、勇者マイカたち『ブラックファントム』と、勇者マトオたち『セックス・ハーレム・ナイトメア』の混成チームは王宮内の別室にて待機・休憩している。 それぞれがイスに座って、オレンジジュースを飲んで(くつろ)ぐ。 ちなみにこのオレンジジュースとは、純粋にオレンジの身の水分を搾り取っただけの果汁100%の飲み物のことであり、よく少年王も飲んでいる。


※[オレンジはこの王国でも収穫できる果物]


「はぁー、美味しいぃ~♪」

「はい、美味しいです」

「なかなか美味しいわね」

「へぇー、いい味出してるわね」


「おお、これはなかなかぁ~♪」

「はい、美味しいです」

「美味しいジュースだね」

「へぇー、いい味のジュースだわ」


 みんなそれぞれオレンジジュースを堪能する。



 そんなマイカたちは少年王の直接的な臣下ではないので、わざわざ玉座の間まで行って、お祝いの挨拶をする必要はないのだ。 なので…この別室にて待機・休憩している。 それでも今回のクーデターを未然に(ふせ)いだ功労者であることには変わりなく、むしろお礼の挨拶を受ける側の活躍だった。



 それともうひとつ、この別室にいる意味がある。


「さて、これからどうする?」

「そうですね、もう一度あの『邪惚教都(じゃこつきょうと)』に戻りますか?」

「それとも次の "バイオメドリグス" の国に向かいますか?」

「そうよねぇ、どうするか、よねぇ~」


 今後についての話す場にもなる。


「………」

「私はもう『邪惚教都(じゃこつきょうと)』に行くつもりはないわ」

「そうですか、マイカさん」

「それでは次の "バイオメドリグス" の国に向かいますか?」

「ええ、そうね。 その "バイオメドリグス" の国へ行って、その後の行動如何(いかん)や情報収集等の進み具合によっては、またあの『邪惚教都(じゃこつきょうと)』に戻る可能性もあるかもしれないけどね。」

「なるほど、とりあえずは "バイオメドリグス" の国で情報収集ですか?」

「ええ、そうね。 とりあえずは次の国へ行く方向で調整しましょう。」

「はい、判りました」

「はい、マイカさん」

「それがいいと思う」


 どうやらここで次の目的地に "バイオメドリグス" の国が決定した。 これから馬車で "バイオメドリグス" の国へ向かうつもりだ。 あとは勇者マトオたち『セックス・ハーレム・ナイトメア』のこれからの動向が気になる。


「あなたたちはこれからどうするの?」

「「「「………」」」」


 そこで私がマトオたちに聞いてみる。


「はい、そうですね。 みんなとも相談しましたけど、もうしばらくの間、俺たちもマイカさんたちと同行しようと思います。」

「あら、そうなの? それなら一緒に "バイオメドリグス" の国に行く?」

「はい、宜しくお願いします。」

「ええ、わかったわ」

「まだまだヨロシクね」

「宜しくお願いします」


 当面はマトオたちも私たちと同行することになる。 これはある意味、超ハーレム状態になる。


「ところで、その "バイオメドリグス" の国って何処(どこ)にあるのか、知ってるの?」

「はい、マイカさん。 事前に "ギルド冒険商" から次の目的地 "バイオメドリグス" の国までの道順・場所は調べてあります。」

「さすがはシャニル。 仕事が早いね」

「ありがとうございます。 マイカさん」

「よし、これで次の目的地への道筋はOKね」

「はい、そのようですね。 まずは "バイオメドリグス" の国へ行って情報収集ですね?」

「ええ、そうね。 これで決まりね」

「はい、判りました。 マイカさん」


 これで話はまとまった。

 次の目的地は "バイオメドリグス" という国。

 そこに私たち『ブラックファントム』とマトオたち『セックス・ハーレム・ナイトメア』が一緒に行く。 その "バイオメドリグス" の国に着いたら、まずは第二の『聖女』についての情報収集からね。 もしかしたら、その国でしばらく滞在するかもしれないわね。 まぁ…この王国もまだまだ心配な所があるけど、私たちにも目的があるから、いつまでもこの王国ばかり滞在するわけにもいかないわね。 できるだけ早く用事を終わらせて、この王国に戻るようにしないとね。



 そんな事を考えてるうちに、ようやく貴族や家臣たちのお祝いの挨拶を全部済ませて、眠そうな少年王とクタクタなお姉様が私たちのいる別室まで戻ってきた。



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