表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望老人が異世界転生をしたら、もう既に最強無双になっている?  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アリスノヴァイン王国編 ~『邪惚教都』~
68/122

61、神光聖者ミラドリルスA

  ●【No.061】●



 全てが紫色の草原。


 だけど、()()()何処(どこ)か見覚えのある場所よね?


 あの地下通路のラスボス(クラス)と思われる者によって―――


E勇者マイカ     (前・剣)

 戦士ラグレテス   (前・剣)

 神官アロトリス   (後・魔)

 大魔女シャニル   (後・魔)

E勇者マトオ     (前・剣)

 戦士ハーリル    (前・剣)

 僧侶ルシティーク  (後・魔)

 魔法使いエミリアス (後・魔)

◎紫色の巨大龍・ムラサキ (モ)

◎【デスキラー・シャ】  (モ)


(※[E→主力、◎→オマケ、前→前列 (前線)、後→後列 (支援)、剣→剣による攻撃、魔→魔法による攻撃.回復等、モ→仲間モンスター])


 私たち全員がことごとく、この地に連れてこられ合流する。


 あの地下通路での最終決戦の地へ。


 RPGでいうところのラスボス相手に馬車の中にいる仲間まで呼んでの総力戦になる。


 つまり全員の力を集結させないと、今回の強敵(ボス)には勝てない、ということなのかしら?






 今回のラスボスは神光聖者ミラドリルスだが、その真意は一体何かね?


 その女性が黄金の剣・盾・鎧・兜を装備して、身体に "透明の球体結界" を張って宙に浮かぶ。


「初めまして、私の名前は神光聖者ミラドリルスと言います。 どうぞヨロシク」


 なんと『聖女』ではなく、『神光聖者』って何…?

 それと『聖』しか合ってないし、オマケに『神光』って何なの?


 でも、驚愕ばかりしてられないわ。

 今のうちに聞けるだけ、話を聞いておかないとね。


「あなた何者なの?」

「私は神光聖者ミラドリルスです。 神光聖者とは天使の事を指します。 昔、私の事を『聖女』と言ってた人間や魔族たちもいましたけど、正確には神光聖者ミラドリルスです。 以後、お見知り置きを」

「その天使のあなたが何故、悪魔神を復活させようとしてるの?」

「それは私が悪魔神ヴォグゲロルスの臣下の天使だからです。 悪魔神の臣下の天使の事を神光聖者と言います。」

「「えっ!!?」」

「「ウソッ!!?」」

「そして悪魔神ヴォグゲロルスに敵対していたのが、当時の大魔王イザベリュータなのです。」

「な、なんとっ!!?」

「ちっ!」

「………」

「悪魔神と大魔王が敵対してたとは……?」


「あれ、でも…天使が悪魔神の部下で大魔王が悪魔神の敵って…おかしくない?」

「何もおかしくありませんよ。 何故なら、悪魔神は神ですからね」

「「「「!!?」」」」

「たとえ悪でも神は神。 悪魔神は悪魔の神。 それに魔族の王である大魔王と悪魔の神である悪魔神が敵対するのもおかしくありません。 昔から、悪魔と魔族はいがみ合っていますからね。」

「そ、そうなの?」

「な、なんと?」

「へぇ~、そうなんだぁ~」

「なるほどね」

「………」


「その悪魔神ヴォグゲロルスも昔の勇者に封印されてしまいました。 あなたたちの何代も前の勇者によってね。」

「だから、復活させようと?」

「ええ、そうです。

 そして今度こそ、全てを滅ぼすでしょうね。」

「………」

「そうはさせんぞ!」


「ふっ、それでは行きましょうか。」

「「「「えっ!!?」」」」

「………」

「言っておきますけど、私を倒さない限り、この異常な草原から脱出することはできませんよ。」

「やっぱりね。 そういうことね」

「……?」

「それは一体どういうことですか?

 マイカさん」

「私たち全員をここへ連れてきた理由は、全員ここに閉じ込めてから全滅させるつもりなのよ。」

「「「「えっ!!?」」」」

「ちっ、そういうことか!」

「なかなかやるわね」

「さぁ、行きますよ!」


 すると、そこに "透明の球体結界" を張って宙に浮かぶ神光聖者ミラドリルスが、私たちに向かって勇ましく襲いかかる。 それはまるでボス用BGMが流れてきそうな、そんな感じの勇ましさなのよ。






 《神光聖者ミラドリルス》

 レベル:88・ランクA

 凶暴度:D・危険度:E

 黄金の長髪・橙色の瞳・薄紫色の口紅、黄金の剣・盾・鎧・兜を装備した女性天使。

 攻撃方法:剣による攻撃。 その他の攻撃方法は不明。

 防御方法:盾による防御。 または "透明の球体結界" による攻撃魔法の防御。



 ガキィーン!


 私が伝説の皇剣【八魔蛇(はまじゃ)の剣】を取り出し、襲いかかる神光聖者ミラドリルスの黄金の剣を受け止める。


「あら、やっぱりあなたは強いようですね。」

「そうかしらね?」


 私が力を()れて伝説の皇剣【八魔蛇(はまじゃ)の剣】で神光聖者ミラドリルスの黄金の剣を押し返す。


 そこに私が神光聖者ミラドリルスと、お互いの剣の打ち合いにもっていく。 お互いの刀身同士が当たって火花が散る。


 ガキィン、ガキィン、ガキィン、ガキィン!


 私と神光聖者ミラドリルスのお互いの剣による攻撃が凄く激しすぎて、他の者が手を出せずに静観している。


「これが神光聖者ミラドリルスって奴の実力なの?」

「さすがに凄いわね。 あの塔で出会った上位魔族と同じくらいの実力があるわね。」

「やっぱり、あの天使っていうのを倒さないとダメなのかしらね?」

「……くっ」


 タッタッタッタッ!


 すると、そこに勇者マトオも【剛魂の剣】を取り出し、そのまま神光聖者ミラドリルスの方へ向かって走る。


「でぇいやぁ!」

「……?」


「あっ、マトオ?」

「えっ、マトオ?」

「ちょっと、マトオ?」


 私と神光聖者ミラドリルスが剣による斬撃を繰り返し、お互いになかなかダメージを受けない。 そこにマトオも神光聖者ミラドリルスへの攻撃に加わり、私とマトオの二人がかりで神光聖者ミラドリルスに剣で攻撃する。


「ッ!!?」

「いいわよマトオ。

 その調子よ」

「はい、マイカさん!」


 ガキィン、ガキィン、ガキィン、ガキィン!


 一方の神光聖者ミラドリルスは黄金の盾も使いつつ、黄金の剣で私とマトオの剣の攻撃を(ふせ)ぎながら後退する。 この神光聖者ミラドリルスの剣術もなかなかのものであり、左手に持つ盾を(たく)みに利用しながら、私たち二人の斬撃を回避する。


「まだまだよ」

「ちっ!」


 タッタッタッタッ!


「でぇいやぁ!」

「とりゃああぁ!」


 すると、今度は戦士ハーリルと戦士ラグレテスの二人も神光聖者ミラドリルスの方へ向かって走る。 その戦士二人が剣を振り上げて、あの神光聖者ミラドリルス相手に攻撃参加する。


「「はああぁぁ!」」

「むっ!」


 そこにハーリルとラグレテスの二人が、神光聖者ミラドリルスに斬撃を喰らわせようとする。 けど…神光聖者ミラドリルスが上空へ舞い上がり避難する。 ここからようやく勇者・戦士の四人が攻撃行動を開始する。



 私たち全員をここへ連れてきたことを後悔させてあげるわ!



さぁ、遂に神光聖者ミラドリルスとの戦闘開始!

●【こどもの日スペシャル】三作品同時更新!

あとブクマ・感想・評価・いいね等ありましたら、どうぞ宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=629877154&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ