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絶望老人が異世界転生をしたら、もう既に最強無双になっている?  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アリスノヴァイン王国編 ~王都へ向かえ~
23/122

16、結構魅惑な温泉街C

  ●【No.016】●



 柄の悪いふざけた嫌な男たちが、残念そうにショボくれながら、その「温泉館」を出ていったあとで、勇者マイカたち一行は温泉の洗い場で綺麗で魅惑な身体や髪の毛を洗い、さらにより綺麗で魅惑な身体や髪の毛にしている。


 勿論、全裸の勇者マイカたち三人の大切な部分は、白い泡やお湯の湯気に隠れて見れないみたいだ。


 それでも柄の悪いふざけた嫌な男たちが、残念がるのも(うなず)けるほどに、美しく瑞々しくセクシーなのである。


 身体や髪の毛を洗い終えると、また風呂場まで行って温泉に入っている。

 とにかく心ゆくまで温泉を堪能して、気持ち良くなっていく勇者マイカたち一行。


「はぁ~~♪ ホントいい湯だわぁ~~♪」

「は~~い、いい気分ですぅ~~♪」

「ふ~~う、今のうちにゆったりとしていきましょうぅ~~♪」


 また勇者マイカたち三人がゆっくり肩まで浸かり、大きな胸が湯船にぷかぷか浮かした状態で入浴し続けていた。







  翌朝


 チュンチュンチュン♪


 どこかで小鳥が鳴いている。


 俗に言う朝チュンである。


 窓から()()している。


 勇者マイカたち一行が宿泊している宿屋の部屋で、三人共に同時に大きなベッドで眠っており、神官アロトリスが黒い寝間着(パジャマ)姿で、大魔女シャニルが黒い浴衣姿で、勇者マイカが黒い下着姿で、それぞれ寝ている。


「ふああぁ」


 まず最初にムクリと起きてきたのが、下着姿の勇者マイカである。


 二人がまだ寝ている中で、私は下着を脱いで全裸になり、部屋についてあるシャワー室で、数分間シャワーを浴びたあとで、身体や髪の毛をバスタオルでしっかり拭いてから、新しい黒い下着や新調した漆黒の衣服を着ている。


「はぁ~~♪ さっぱりしたぁ~~♪」


 私が寝室に戻ってくると、既に二人共にムクリと起き始めていた。


「あっ、おはようございます。 マイカさん」

「あぁ、おはようです。 マイカさん」


「おはよう二人共、あなたたちもシャワーを浴びてきたら?」

「「はい」」


 そこで二人共にシャワー室に向かった。 どうやら二人同時にシャワーを浴びるらしいけど、あんまり広くないシャワー室だよ?


「ふぅー」


 私はベッドに座り、旅支度をしながら、二人がシャワー室から出てくるのを待った。


「ふぅー、お待たせしました。 マイカさん」

「はぁー、さっぱりしましたよぉーーっ。 マイカさん」


「んー」


 しばらくすると、すっかり旅する服装に着替えて寝室に戻ってきた、大魔女シャニルと神官アロトリスの二人。


 今回は新調した服装に着替えた私たち三人。

 私は漆黒の上着(半袖)に漆黒のミニスカートに、太股(ふともも)まで(おお)うほど長く黒いブーツに漆黒の手袋をした格好になっている。

 大魔女シャニルは魔法使いらしく漆黒のフード・ローブ・マントに、膝下まである長く黒いブーツで身を包んだ格好になっている。

 神官アロトリスは漆黒の四角い帽子をかぶり、漆黒の法衣を着て黒い靴を履いた格好になっている。


「二人共、準備はいい? 行くわよ!」

「「はい」」


 私たち三人が旅支度を終えると、宿屋側から用意してくれた軽めの朝食を食べ終えると、私たち三人が宿屋をチェックアウトして出ていった。







 私たち三人が再び "ギルド冒険商" まで来ていて、それで中に入ってきて、カウンターの中にいる主人に話しかけていた。


「ハロー、ご主人さん」


「いらっしゃいませ」

主人のニコリ・営業スマイル炸裂!


「いやぁ~ それにしても皆さん。 相変わらず黒いですねぇ~?」

「いやぁ~ それほどでもないわよぉ~~♪」


「……ところで皆さん、もう温泉には入られましたか?」


「はい、勿論ですご主人。 昨夜の温泉はとても良かったですよ。」

「はい、ここの街の温泉はとても気持ち良かったですよ。」


「はい、そうですか。 それは良かったですね。」


「いやぁ~ お陰で旅の疲れが癒えたわよ。 リフレッシュできてとても良かったわよぉ~~♪」


「いえいえ、気に入ってもらえて、とても光栄です。 それで今日は何のご用ですか?」


「はい、お聞きしたいのですけど、この街から北に約2キロほどで、アリスノヴァイン王国の城下町に着くでいいんですよね?」

「はい、そうですね。 勇者マイカ様たち一行も王都に向かうのですね?」

「はい、ぜひ王様に謁見願いたいと思います。」

「はい、判りました。 まだ受付中だと思いますので、まず王都・城下町にある "ギルド冒険商" に行って、王様謁見の受付を済ませて下さい。」


「ふーん、そう……」

「……受付をすれば会えるのですね?」

「はい、判りました。 そのようにします。」


「じゃあね、ご主人さん」

「どうもお世話になりました。」

「それでは失礼します。」


「はい、皆さんのご武運をお祈りしております。 またのお越しをお待ちしております。」

また主人のニコリ・営業スマイル炸裂!


 私たち三人が主人にお別れの挨拶を終えると、そのまま "ギルド冒険商" を出ていき、最後に必要な物だけ買うと、お昼前にはマロニューウナの町を出ていった。







 そして、また勇者マイカたち一行の背後を追いかける、複数の人影があり―――まだ諦めきれないのか……?


ホントしつこい連中よね!! まったくウザイ男たちよね!!

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