暗い柱
前途を暗い所に据えまして、
無知蒙昧、暗澹冥濛。
この二つの門柱で己を設え、
真実、
まだ柱は御座いますが、
門前に構えるこの二つ、
オベリスクの如き荘厳を放つのです。
これは、なぜか。
これふたつ、暗い物ですが
これから生まれた良きものも御座いまして、
門の向こうに、
少しばかりの円光を放つ、
精力の塊が山なしております。
これ、惰から浮き出た好奇心。
暗きを知らなくば、
これも知る事は無かったでしょう。
振り返り、また見収めた柱がふたつ。
纏われるのは畏怖の如き光暈。
沸き上がる感謝の心地。
我、
そういう折に、彼等をよく愛でるのです。
(*´_`)。o (読んでいただき、ありがとうございました)