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十ノ書「討伐試験」

通された先には暗闇が広がっていた。

後も先も暗闇。先に入った人達の姿も見えない。


「なんだ…?ここ。おーい!おーい!!……あっ!」


戸惑っていると突然目の前に眩い光が現れた。

その光に触れると暗闇は解け謎の通路が現れた。

通路の先には光が差し込んでいる。


「そこに行けってことか…」


光の方へと向かうと司会は開け歓声が聞こえる。


ウォォォォォォオ!!


「な、なんだこりゃぁ!!」


そこは大きな闘技場のような場所だった。


「レントー!頑張れー!ですー!」


観客席から声が聞こえた方を見るとそこにはレオがいた。なるほどどうやらここが試験会場のようだ。


「みなさーーーーん!こんにちはーー!!」


「な、なんだ?」


「一週間ぶりにあったねー!!!!知ってるとは思うけど!お約束だから挨拶するよーーー!闘技場の管理兼勇者試験の実況を担当している〜!みんなのアイドルっ!その名も!ルルでぇーす!よろしくリン♡」


ウォォォォォォオ!!!


「人気なんだな…あの感じ…」


試験の実況…。つまりこの試験は半ばエンタメのような扱いを受けているのか。


「今日の闘技場選手に選ばれたのはこの人!レント!」


「闘技場選手?」


「闘技場選手が分からない??そんなあなたに〜ルルが特別に教えちゃいまーす♡まず第一試験は討伐試験とも呼ばれている試験ですっ。クリーチャーを倒すスピードを競い合いまーす♡言わば!クリーチャー討伐タイムアタック!」


わざわざ説明してくれるんだな…。


「でもこの試験、同時に行われるの。観客のみんなは試験を見たいのに同時に一個の大きな闘技場でクリーチャーと戦ってもトラブルが多い…。そこで!参加者の中から飛び抜けて凄そうな人を勝手に選んで一人だけみんなの前でこの闘技場を使って試験を受けてもらう…。その一人が闘・技・場・選・手♡」


「はぁ…」


絶対あの狂狼のせいだ…。あいつを倒したせいで変に目をつけられたな…。こんなに人がいる所で試験…?

緊張で何も出来なそうなんだけど…


「さぁ!挑戦者のレント君が自分の状況を理解したところでぇー!さっそく!試験に移りましょー!皆楽しんでいくぞぉー!」


ウォォォォォォオ!!!!


やるしかない…みたいだな。

こうなったら仕方ない。当たって砕けろだ。

タイムアタックと言っていたからにはそこまで強いクリーチャーが出てくる事はないはず…この世界はファンタジーゲームにすごく似ている。出てくるクリーチャーはゴブリンやスライムなど弱い奴らのはずだ。だったら僕の今の力でも倒せ…


「それじゃ行くぞぉぉー!今日の相手はこのクリーチャーだーよっ♡」


「ピピッ、ピーガガガッ」


「めっちゃくちゃ近未来のロボットでてきたぁぁぁぁぁ!!!!?!」


「いつ作られたのか!なぜ作られたのか!全て不明!三千年前に闇に落ちてしまったフューという町から来た自立戦闘機械兵!ソルジャーゴォォーレム!!」


ゴーレム?!そんな次元じゃない!こんなのほぼちっちゃいガ○ダムだろ!!

所々装甲が壊れているもののポイズンウルフや狂狼とは比べ物にならないくらい強い…。肌で謎の威圧感を感じる…!


「それじゃー!行くぞーー!レディィ!ファイ!」


試験が始まった。対戦相手はまさかの自立兵器。

この世界にもあんなものがあったのか…。

僕はこいつに勝てるのか?また不思議な力が助けてくれるのだろうか?

いや、勝つんだ…。僕はこの戦いに勝って勇者にならなきゃ…。僕を応援してくれる仲間がいる。僕を第二試験で待ってくれている奴もいる。裏切る事は出来ない。ゴーレムだがなんだろうが僕は…勝つ!



十一の書に続く。

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