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これは魔法の書です。  作者: わおん
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エルフは、


ファンタジーの世界の住人である。



つまり、実在はしない・・・



おそらく、大昔の誰かが考え、


その後、多くの作家が、


それに、乗っかったのだ。



その為、エルフの設定には無理が多い・・・



言葉が話せる・・・


弓が使える・・・


服を着ている・・・


家に住んでいる・・・



それらを、自力で作り出せる・・・



つまり、教養がある・・・



この時点で、人間と同等の知性がある事に成る。



そして、エルフは、多少の魔法が使える・・・


そして、長生きである・・・



長生きに関しては、作品によって、


その長さに違いがあるが、



それでも、千年、2千年などと、


書かれている作品もある。



当時、僕は、小学3年生だったが、


それを書いた作家が、馬鹿に思えた。



人間と同等の知能を持ったエルフ・・・


それが2千年も生きられた場合・・・



エルフは、宇宙にだって行けるのだ。



例えば、レオナルド・ダビンチ・・・


彼は、実在の人物である。



人間であり、天才であった。



しかし、


ダビンチが、ヘリコプターを考えても、


その時代、丈夫な部品を作る技術が無かった。



その為、彼のアイデアの多くは、


机上の空論で終わっていた。



しかし、そのダビンチが、


千年生きたなら・・・



世界のどこかで、アルミが発見されたら・・・


ダビンチが、その存在を知ったら・・・



これは、ダビンチに限った事では無い・・・



ピラミッドの建設方法を考えた誰か・・・


その無名の天才・・・



その人物が、2千年生きていたら・・・?



それ以外にも、歴史上の無名の天才は大勢いる。



船を考えた原始人・・・


それが2千年生きていた場合・・・



その間に、どれだけの発明をしただろうか・・・?



それをエルフに置き換える・・・



人間と同等、


あるいは、それ以上の知性がある。



魔法まで使える・・・


2千年生きられる・・・



しかし、弓を使っている・・・


『馬鹿なのだ・・・』



もちろん、屁理屈を並べれば、


弓を正当化する事も出来る・・・



しかし、ドラゴンに、多くの仲間が殺され・・・


その為に戦いに行く・・・



その様な世界で、2千年生きているのだ。



なぜ、弓を使う・・・?


なぜ、レーザー銃を作らない・・・?



発明王・エジソン・・・


彼と同じ時代に、



テスラーという人物が存在した・・・


彼は、正真正銘の、天才だった。



そんな、テスラーが、150年生きていれば、


レーザー銃や、


レールガンも、


彼が発明していたハズである。



そして、事実として、


現在、人類は、


弓以上の武器が作れる。



ところが、ファンタジーに登場するエルフは、



過去の作家が考えた産物に、


その後の作家が、乗っかっただけ・・・



つまり、その存在を、


本気で考えていないのだ。



考えが浅いのだ。



だから、ミサイルを使わず、


弓矢など使っているのだ。



そして、僕は、疑問を感じた。



なぜ、僕は、今、その事を思い出したのか・・・?



エルフを思い出して、何に成る・・・?



僕の無意識は、僕に、何を伝えたいのか・・・?



そして、僕は、その疑問に、


無理矢理に答えを与えた・・・



『深く考えろ・・・?』


『今、以上に・・・?』



『考えろと、伝えているのか・・・?』



しかし、


これ以上、考えるのは、危険なのでは・・・?



考え過ぎで失敗する・・・


考えても、無駄だった・・・



僕には、その様な経験が多い・・・



しかし、


考える必要のあった場面も多くある。



以前、僕は、山脈の、立ち枯れの木々を、


全て抜いてしまった。



その結果、


山の斜面の強度が低下したのだ。



その為、僕は、あわてて、


山脈の斜面を強化した・・・



結果、土がコンクリートのに固く成り、


数日後には、割れる事が理解出来た・・・



つまり、僕は、考えるベキ場面で、


考えず・・・



普段、無駄に考え、悩んでいるのだ・・・



『僕は、考えているのでは無い・・・』


『悩んでいるんだ・・・』



僕は、気付いた。



僕の必要なのは、


改善方法を考える事であり、


悩む事では無いのだ。



と・・・


この様に、それらしき事は、


思い付く・・・



『悩んでも、答えは出ないが・・・』


『考えれば、答えが出る・・・』



何か、立派な名言にも思える。



しかし、現実的に考えた場合・・・



『今、狼山脈は・・・』


『どう成っているのか・・・?』



牛の大地を、湿地帯に変える程、


豪雨が降っているのだ。



そんな大雨が降る環境で、



動物は、どの様にして、


生き延びているのか・・・?


木々は無事なのか・・・?



土砂崩れは、起きていないのか・・・?


川は無事なのか・・・?



そんな環境に、


原始人は存在するのか・・・?



その場合、


どの様な進化をしている・・・?



元々は、我々と同じ種族であっても、


数千年、数万年・・・



別の地域で生きて来たのだ。



しかも、毎年、


異常な豪雨が降る環境である・・・



我々とは、別の種族に進化している・・・



ハスである。



では、ここで問題である・・・



これは、


『考えているのか・・・?』


『悩んでいるのか・・・?』



結局、悩まずに、考える・・・



この様な名言の様な発想は、


実行出来ないのだ。



言葉の上では、立派であるが、


考えが浅いのだ。



『エルフの設定は・・・考えが浅い・・・』


『僕の名言も・・・考えが浅い・・・』



『では、深い考えとは・・・?』



僕に必要なのは、問題を解決する発想である。



評論家と称して、悪口を言うだけなら、


誰でも出来るのだ。



『深く考える・・・』


『深いとは・・・?』



『深く考えと、何が得られる・・・?』


『どの状態が、深い考えなのか・・・?』



結局、何も解らないが、


僕は、不意に気付いた・・・



『あっ、この方法なら・・・』


『一兆年生きても平気だ・・・』



僕は良い方法を思い付いた。


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