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これは魔法の書です。  作者: わおん
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031

当時、小学1年生・・・


僕は、学校で、孤立していた。



小学校に入学する前、


僕だけが、特別検査を、受ける事に成った。



なぜなら、僕は、脳のブドウ糖が、


不足する体質・・・



という事に、成っていたからだ。



そして、検査を受けた結果が、


以前よりも、ブドウ糖が不足気味・・・



思えば、毎朝、魔法を消費して、


その上で、毎日、魔法によるドアの開閉を行い。



ラジコンカーで、遊ぶ芝居をしながら、


魔法で操作する。



そんな事をしていれば、


脳の栄養が不足するのは、当然の事である。



しかし、誰も、その事を知らない。



結果、医師と両親に、


「もっと、ラムネを食べなさい!」と言われた。



しかし、これは困った問題であった。



幼稚園の時には、お薬の時間というモノがあって、


必要な子供は、先生に呼ばれ、薬を飲んでいた。



その為、僕が幼稚園で、


ラムネを食べていた事は、誰も知らない。



しかし、小学校には、その様な制度がない。



結果、休み時間に、自分の意思で、


ラムネを食べる様に、言われたのだ。



もちろん、先生は、他の生徒達に、事情を説明した。


しかし、当然、うらやましがる。



毎日が面倒だった・・・


そして、僕は孤立した。



病気が、うつると避けられた・・・



ところが、冷静に考えた場合、


それは、チャンスだった。



僕にとってラムネは、


魔法を使うエネルギーである。



それが、食べ放題なのだ。



しかも、誰も話しかけて来ない。


つまり、好きなだけ、考え事が出来るのだ。



僕は、魔法と、自分の将来に関して考えた。



『将来、魔法を、何に使うのか・・・?』



まず、スポーツ選手は、駄目だと思った。


絶対にバレる。



人間は、馬鹿ではない。


僕よりも賢い人間の方が多い。



『必ず、僕の不自然に気付く・・・』



僕が『しまった!』と思った瞬間、


魔法が発動して、ボールが不自然に動く。



落下したボールが、上昇する。


その様な現象が、必ず起こる。



条件反射は、コントロール出来ない。


僕は、ラジコンカーで、それを学習している。



『では、刑事は・・・?』



犯人が武器を出した瞬間、その武器を、


魔法の力で、跳ね飛ばす事が出来る。



『しかし、そんな場面が、あるだろうか・・・?』



犯人を追いかけ、


魔法の力で、犯人を転倒させ逮捕する。



『しかし、そんな場面が、あるだろうか・・・?』



『もし、そんな場面が、あった場合・・・』



毎回、犯人が転倒して、


逮捕するチャンスが、やって来る。



『誰かが、その不自然に・・・』


『気付くのでは、ないか・・・?』



そして不安を感じた。



『魔法を使う事は、法律違反では、ないのか・・・?』



例えばである・・・



『もし、鉄砲を拾っても、撃って良い訳ではない・・・』



『つまり、魔法があっても・・・』


『使って良い訳ではない・・・?』



『魔法を使えば、僕は逮捕されるのか・・・?』



当時、僕の知識では、解らない事が多く、


その大半は、考えても答えが出なかった。



つまり、時間の無駄なのだ。



そこで、僕は、休み時間の、


有効利用方法を、考える事にした。


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