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浅瀬に逃げた魚を狙って居た捕食者も、魚であった。
実際には、シャチの様な生物であり、魚では無いのだが、
牛は、それを、大きな魚と認識した。
そして、その通称・シャチが、魚を襲う一瞬の殺意、
つまり、その時の必死が、牛の念と繋がった。
だが、シャチも、魚と同様、念を受けて居る自覚が無い。
なぜなら、彼らには、魔法が無いのだ。
魔法の素質はあるが、覚醒を得て居ない。
結果、超能力者に、思考を読まれて居る事に、
気付かない状況、それが現状である。
現在、牛人大陸、神が去った砂浜、
ここには、神の再降臨に備え、
数名の牛と、人が、住んで居る。
その近く浜辺の岩場に、魚が逃げ延び、
シャチは、それを狙って居る。
つまり、人には、そのシャチが見えるのだ。
そんな訳で、人が、岩場の魚を手に取り、海に投げる。
つまり、牛の念が通じたシャチに、餌付けする。
結果、牛が、念を受けたシャチを特定。
今、食べたヤツ! この認識によって、
全ての牛の念が、さらに、強まる。
相手の存在が、明確である程、念も強く成るのだ。
そもそも、居るのか、居ないのか?
そんなモノに、念を送っても、
それは、芝居であり、本心では無い。
だが、1頭の牛が、そのシャチを目視して、
念を送る事で、全ての牛も、芝居では無い、本心として、
そのシャチを認識した。




