2442
どこまでが、陸か分からない状況で、
結果的に、海辺な念を送って居た1頭の牛、
彼は、妙な声を聞く。
それは、断末魔では無い、
言語を持たない生物が、死にかけて居る。
だが、念話は、千里眼では無いので、
念が通じた相手が見たモノを、知る事は出来るが、
その相手に、教える意思が無い。
念話で繋がって居る事さえ、認識して居ない。
つまり、相手は、知能の低い生物であり、水の中で、
死期が迫って居る。
そこまでは、推測出来た。
だが、その生物が、なぜ、死にかけて居るのか?
この状況は、全ての牛に伝達され、
多くの牛が、その状況を認識。
断末魔では無く、死期を向かえ、苦しんで居る。
その者を利用すれば、他種族に念を送る練習が出来る。
つまり、将来的には、神様にも、念話が通じる日が来る!
その思いで、彼らは、その範囲に向け、重点的に念を送った。
すると、他にも居たのだ。
それも、数匹、結果、その視点から、
別個体の姿も見えた事で、それが魚であり、
引き潮の影響で、岩場に取り残され、
残り少ない海水の中、直射日光と、酸欠に苦しんで居る。
その様な事が、推測出来た。
だが、残念な事に、牛には、回復魔法が無い。
もし、牛に、回復魔法があれば、念話を使い、
その回復魔法を、魚に送る実験も出来た。
だが、回復魔法が使えるのは、人だけであり、
人は、念話が使えない。
では、飛行魔法使いが、飛んで行って、回復を行えば?
そんな安易な事を、考えた牛も居たが、
そもそも、その場所が、どこなのか?
牛には、検討も着かない。
あくまでも、念が届いただけ、
どこに届いたかなど、知る方法が無い。
相手が、その正確な座標など、知る訳が無いのだ。
当然、座標など言われても、牛には、
座標の位置など分からない。




