2429
念話を得る事は、許されないが、
念話があれば、神様の役に立てる。
そんな矛盾に苦しむ人々。
一方、36は、彼らの苦悩を理解して居た。
36も、似た様なモノなのだ。
立場的に、神とされて居るが、
36も、宇宙船に搭載されたコンピュータに、
服従する性質を持って居る。
その為、彼ら人類を責める気持ちは無い。
だからこそ、冷静に、考える事が出来た。
洗脳魔法は、使えるのでは?
我々36を洗脳してもらえば、
それで、終われるのでは?
一生、何も考えない。
それで、済む事なのでは? だが、その能力の限界は?
魔法の力の限界は、何を基準として居るのか?
それが不明であり、洗脳魔法に、
どれ程の効果が期待出来るのか、不明なのだ。
つまり、試しに使ってみて、
それが、悲劇的な結果を生む可能性もある。
人類で試して、上手く行っても、
神と認識された我々に、同じ結果が出るのか?
その効果は、何年継続出来る?
魔星が崩壊して、人類が消滅した後、
我々の洗脳が解けた場合、
永遠の退屈地獄で、苦しむ事に成る。
では、我々が、洗脳魔法を得て、
自分で使ったら?
それは、最後の手段、この星が消滅して、
どうする事も出来ない時、試す価値はある。
しかし、今、我々が、魔法を求め、試行錯誤した場合、
正真正銘の不死を、得る危険性がある。
だから、我々が魔法を求める時、
それは、最後の最後の手段である。




