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魔法の限界と言えば、それまでだが、
何が、限界を決めて居るのか?
それを追求する事で、求める魔法も違って来る。
スリ抜け魔法は、神を救出する為に、有効に思えた。
しかし、現実には、水平移動しか出来ない。
その上、荷物も持てない。
人を乗せての、スリ抜けが出来ないのだ。
つまり、球体の中から、神を連れ出す事も、
不可能である。
スリ抜けの最中、止まる事も出来ない。
その後、進歩を求めたが、それ以上の変化は無い。
結果、その後、牛は、スリ抜けを求める事を止め、
他の救出方法を考えた。
一方、人々は、念話が無い上に、
6ヵ国で、農業を継続する必要がある為、
その進歩は、効率が悪い。
過去の文明が滅んだ事は、伝説的に伝わって居るが、
それを見た者は、たった1人、
しかも、その説明の最中に亡くなって居る。
もちろん、その人物の話を信じて居る。
だが、念話の無い人類は、各自が、心の中で、
勝手な解釈を加えてしまう。
つまり「逆に」という発想をする者も居るのだ。
その危険性は、人々も理解して居る。
その為、その様な思想を持たない様に、
注意をして居る。
だが、注意される事で、それを意識してしまう。
細い道で、横の水路に落ちそうで怖い。
そんな心理によって、水路の落ちる危険性が増す。
結果、そんな心境が、1人の女性に、
覚醒を与えた。




