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1人の男が、覚醒を得て、過去を見る事が出来た。
その結果、知った。
球体神は、間違い無く、我々の神である。
下等生物だった我々の祖先に、知恵を与え、
文明を作る事を許した。
その理由は、神を守る為である。
球体の中には、神が居る。
その神を、助ける為に、我々は作られた。
だが、我々の前の文明は、その役目を果たせずに、
2度も、滅んで居る。
しかも、彼らは、神の存在に気付かず、
自分たちの為に、生きて居た。
神に貢献せず、遊びを追求した。
結果、魔法を進化させ、その代償として、
念話が暴走して、全ての知的生命が滅んだ。
しかも、過去2度も・・・
結果、神は、我々の前に降臨した。
男は、それを理解したのだ。
そんな彼には、神に対する服従心がある。
その為、神を批判的する発想など、全く出なかった。
「神なのに、助けが必要なのか?」
その様な事は、思考しないのだ。
とにかく、神様の役に立ちたい。
その思いだけが、彼の行動に繋がり、
彼は、この事実を、周囲の人々に伝えた。
そして、念話の危険性と、魔法を得る方法。
過去の光景で見た全てを、周囲に伝え、
そして、彼は、数時間後に、死んだ。
脳が限界を越えたのだ。
過去の全てを、一瞬で見て、認識した。
彼に回復魔法があったので、
周囲に伝える時間があったが、
もし無かった場合、見た瞬間、死んで居ただろう。




