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36は考えた。1本の触手を作る。
そして、それを使い、会話ボードを有効に使う。
だが、その試行錯誤の段階で、球体は転がり、
牛や人に被害を与える。
だったら、別の島に行けば良い。
しかし、牛の念話練習は、重要である。
現在、牛は、36との会話を求め、
必死に念話を発して居る。
その性質が異なる為、36には通じないが、
それでも、進化の可能性は考えられる。
触手が出せなくても、念話が可能に成れば、
人を科学者に育てる事は、可能である。
そんな36の欲が、原因で、触手の練習も、
念話を受ける練習も、中途半端に成って居た。
そして、触手が得られない、もう1つの理由は、
彼らに、その様な知識が無い事である。
アニメなどを見て育った者なら、
触手が器用に、何でも行う。
そんな場面を見て居るが、彼らには、
その様な知識は無い。
その為、イメージが、無駄にリアルな構造であり、
それが、具現化する事が無いのだ。
彼らに必要なのは、条件反射で、発する念であり、
それが、彼らの覚醒を生むの為、
「3つの歯車が、この様に連動して・・・」
など、36全員が、条件反射で発するなど、
不可能である。
そもそも1人でも、無理なのだ。
では、どうする?
その時、考えたのが、矢であった。
過去に滅んだ人類は、吹き矢を使って居た。
では、球体の一部、直径3ミリ程度の玉を、
的に命中させる事が出来れば?
そこには、複雑な構造など無い。
玉が作れる事は、この球体が証明して居る。
そして、発射構造も、不要である。
微生物の玉であれば、念と魔素によって、
瞬発的に動かせる。
事実、海底では、球体の一部を2つ切り離し、
激突させて居たのだ。
では、今、それが出来ない理由は?
ここが、海中では無い為である。




