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36は、牛を殺す事を考えて居た。
微生物を、操作して、人型を作り、
それに、牛狩りをさせる?
本当に、そんな事が出来るのか?
神は、土人形に、魂を与え、人間を生み出した。
そんな神話の様な事を、36は考えて居た。
だが、そのアイデアが、次のアイデアを生む。
牛を殺す必要は無いのでは?
微生物の人形を操作して、作業をさせ、
それを人に見せる。
結果、人は、人形を神の使いと認識、
人形から得られる知識に感動して、
人は、学問を誕生させ、知識の探求を行う。
結果、科学が生まれ、将来、我々の存在を解明して、
我々の心情を理解して、問題を、解決してくれる?
だが、人形など、作れない、作れても、
思う様には、動かせない。
球体は、玉だから、転がす事が出来る。
しかし、複雑な構造の人形を、人の様に動かす事は、
出来ない。
36は、以前、代表者である成人に念を送り、
人の様に動かす事を、何度も試し、その後、
各自で、何十年も修行して、その経験と統合させ、
さらに、研究を続けた。
しかし、それでも、無理だったのだ。
成人の身体は、ほぼ、人間と同じである。
しかし、だからこそ、
それらを、操作する時、36の意思が、
1つに成る事など、不可能であり、
動かす事が出来なかった。
だが、その時、修行の成果として、
微生物は、動かせる様に成った。
なぜなら、深海で宇宙船を守る事は、
彼ら全員の共通意思であり、その必要性が、
それを可能にしたのだ。
だが、今、人形を作る事や、
それを動かす事は、絶対的に必要か?
というと、まずは、試しに・・・という程度である。




