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球体から、指示を得たいが、それを得る方法が無く、
困る日々・・・
それなら、会話ボードを使えば良い・・・
当然の判断である。
ところが、6ヵ国の誰も、その事に気付かずに居て、
数日経過した時、なぜか、不意に気付いた。
牛も人も、全員が、今さら、この事に気付いた事に、
疑問を持って居た。
だが、その理由は分からない。
時々、我々は、不自然に馬鹿に成る。
それは「うっかり」とは、異なる。
何かに、妨害されて居た様な感覚。
その原因は、彼らの、生存本能と、
魂の思考の食い違いにある。
最初、球体の接近に気付いた時、彼らは、
国の壊滅を恐れた。
つまり、この球体が、再び動く時、
それは、我々の死を意味する。その様な恐怖。
彼らは、強者に服従するが、生命として、
我が身を守る事も考えてしまう。
では、球体に、会話ボードなど出した場合、
何が起きるのか?
球体は、転がり、ボードを踏む。
その時、我々は、その場から逃げても良いのか?
踏み殺される事を、美徳とする性質と、
死ぬ事を、回避する性質、これらは、
先祖が遺伝子改造された事で、得た不自然な本能である。
その為、矛盾が生まれ、彼らを混乱させ、
その思考に影響を与えて居る。
それは、36も同様で、
彼らも、会話ボードの存在を知って居たのに、
その使用を思い付かなかったのだ。




