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4足歩行時、地面から頭部までの高さが、
3メートルもある牛の先祖。
恐竜と戦う事で、強いモノが生き残り、
結果、巨大化したのだ。
だが、牛なので、草食動物である。
その為、チンコ・ネズミに、襲われる事は無い。
むしろ、恐竜を撃退してくれる牛は、
ネズミにとって、大切な存在だった。
だが、そんな牛は、不利に成る事も多い。
草を求め、平地に出れば、巨大な肉食動物に追われる。
その為、牛は、山林での生活を行うのだが、
食べる草の量が、尋常では無い。
その為、牛が増えると、エサが無くなり、牛は滅ぶ。
だが、本能として、子孫は残す。
結果、子供の為に、草が必要。
以前、そんな状況で、山火事が発生して、
多くの木々が燃えて倒れた。
その後の雨で、草は復活した、むしろ草は増えた。
だが、木々が減った事で、肉食恐竜が、
山に入って来る様に成る。
巨大肉食竜は、木々が邪魔で、森での狩りは不利である。
その上、斜面の多い山では、さらに不利に成る。
ところが、木々が燃え、多くが倒れ、
残った木も、葉を失った状況・・・
3メートルの牛を見付ける事は、簡単だった。
そして、肉食竜には、中型も居る。
結果、子牛は、狩りの対象と成り、
絶滅の危機を向かえて居た。
つまり、36が感情移入するには、
申し分無い状況なのだ。
そして、牛は、その恩恵を受ける事に成る。
この時期、牛は、基本、単独行動であり、
繁殖時期だけ、オスとメスが2頭で行動して、
子供が、ある程度、成長すると、
3頭は、別れて生きる事に成る。
だが、36によって、念話を得た牛は、
3頭で、協力する事を選んだ。
これまでは、逃げる事を重視して、
食われる段階が来たら、戦う方法だったが、
3頭の協力によって、最初から、戦う事を選んだ。
これまで、偶然の撃退だった。
暴れたら、恐竜が、あきらめた・・・
そんな状況であり、再現性が低く、
そこから、学ぶ事は無かった。
しかし、3頭が、経験を共有する事で、
その偶然の撃退が、次回も実行するベキ方法と成る。




