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原始時代の人類は、生活を安定させた事で、
文化水準が向上した。
結果、非実用を好む、お洒落好きに成った。
つまり、農業家や、狩人まで、
耳飾りや、首飾りを着けて居る。
それが、出来ない者は、一生独身なのだ。
だが、その文化に、未来など無い。
次の災害が起きた時、アクセサリーなど、
邪魔であり、餓えに苦しむ中、
飾り作る事など、決して無い。
つまり、苦しむ状況で、必要なモノ、
それを、優先する文化が必要なのだ。
それが、無いと、科学が生まれない。
その為、36の意思は、考えた。
恐竜を強くしては、どうか?
彼らの、お洒落を止めて、必死の日々を体験させる。
結果、原始人は、恐竜と戦い、
その結果・・・魔法を得てしまう・・・
これでは、同じ事の、繰り返しなのでは?
36には、原始人を応援する思考がある。
それは、自分たちが、助かる為の本能、
それが、応援する気持ちを生み出し、
人類を見る事で「あっ!あぶない!」などと、
感情移入してしまう。
つまり、人類に危機が迫ると、
36は、無意識に、念を発し、
人類の魔法因子を、活性してしまう。
もちろん、恐竜に対しても、感情移入すれば、
魔法因子を活性させる事は、可能である。
人類誕生以前は、陸に逃げた魚を応援して、
結果、陸上生物を誕生する事に成ったのだ。
つまり、36の意思が、人類を見る事を止め、
別の生物に執着を向けた場合、
その生物は、魔法を得て、この世界で優位に成る。
では、人間を襲わない動物に、感情移入しては、
どうだろうか?
恐竜の居る世界での牛は、
ヘラ鹿の様な姿であり、森で生息して居る。
4足で立った場合、地面から頭までの高さは、
3メートルほどある。
原始人は、猿人の段階では、まだ念話が使えたので、
その時期に、牛を捕獲して、それを家畜化した。
現在、飼育されて居るのは、その子孫である。
その為、山に行くと、今でも、
家畜化されて居ない牛が、
山火事の危機を乗り越え、生息して居る。




