表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは魔法の書です。  作者: わおん
2321/2342

2321

この時代のネズミは、肉食恐竜のエサであった。



その為、ネズミは、夜間に行動する。


恐竜の多くは、昼間活動して、夜は休む。



結果、ネズミは、深夜の行動によって、


昆虫などを食べ、静かに、暮らして居た。



だが、恐竜は、繁殖はんしょくを続ける。


その為、ネズミを捕食する存在が増え、


深夜行動する恐竜まで、登場した。



それは、比較的、小さな恐竜だった。


深夜の暗闇では、視力が役に立たず、


大型種には、不便なのだ。



結果、ネズミは、夜行性の恐竜に狩られ、


追い詰められ、反撃を行う。


最初は、無計画な攻撃だった。



しかし、そんな日々の中、相手の急所を知る。


眼球である。



食われる瞬間、一か八か、相手の眼球に噛み付く。


実際には、不可能でも、その行動によって、


相手は、反射的に動く、そのタイミングで、


逃げれる場合もある。



当時、ネズミは、念話を失って居たが。


この様な出来事を、多くのネズミが経験する事で、


反撃する性質のネズミだけが、生き延び、


そして、子孫を残す。



だが、当然、それを狩る側の恐竜も、


ネズミの反撃に、対応する様に成る。



結局は、反応速度の勝負である。


眼球に向かって、飛びかかるなら、


そこを狙えば、食えるのだ。



ネズミは、胴体を、噛まれた状態であり、


そこから、何が出来る訳でも無い。



しかし、彼らは、反撃する性質の子孫なのだ。


その為、噛み付かれ、死ぬ直前まで、暴れる。



その必死が、遺伝子に眠る魔法遺伝子に影響した。


この魔法遺伝子とは、元々、宇宙人が、


遺伝子改造を受けた性質である。



しかし、36の影響で、その覚醒は困難に成り、


ほとんどの生物は、魔法を得られて居ない。



だが、食われる、だが、あきらめない、


だが、反撃の術など無い。


だが、最後まで、必死を止めない。



その光景を、36に目撃された事で、


ネズミの魔法細胞に反応が起きた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ