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捕食生物から逃れる為、一時的に陸に逃げる魚、
そんな魚が、念話を獲得した結果、
その種は、群れで生きる様に成った。
それ以前も、群れだったが、
それは、1人では怖いので、みんなで居ましょう。
そんな感覚であった。
だが、念話を得てから、彼らは、
社会性を持つ様に成る。
弱い個体を、犠牲に使うのだ。
そもそも、魚の習性として、
弱いモノは、逃げ遅れ死ぬ。
それは、当然の事だったので、
リーダーが、念を送る事で、
それに該当する個体は、指示に従い、
群れから離脱して、捕食生物の進路を変える。
結果、他のモノは、その隙に、陸に逃げる。
それが、何千年も繰り返され、その魚は、
陸地での、呼吸を獲得する。
その分岐が、その後の、恐竜であり、
チンコ・ネズミである。
だが、進化の過程で、その念が、停滞する。
本来、正当な進化に、魔法的な要素など無いのだ。
空気中の素粒子に、微弱な電流を長し、
それが、相手の脳に流れ、思考として伝わる。
その様な能力と、地上で呼吸をする進化、
どちらを優先するか?
生物的には、間違い無く、呼吸の為の進化を、
選択する。
その為、魚が、呼吸を獲得した時点で、
彼らは、念話を失って居る。
もちろん、魔法の素質は、残って居るので、
種の存続の為、再覚醒の可能性はあるが、
無くても、生きて行ける。
だが、この星の場合、恐竜が生きて居る事で、
哺乳類は、絶望的な状況にあった。
進化した魚は、地上生活を始めた時点で、
卵を生む生物だったが、卵が食われる。
そんな状況を打破する為、
体内で、卵を、維持して、子供を誕生させた。
だが、これでは、1匹しか生めず、効率が悪い。
そんな生物が、哺乳類と成り、
複数の子供を生む様に成る。
一方、卵を生むモノは、
それを守る為に、強さを得て、強さを得た。
そんな生物の1つが恐竜種である。
恐竜は、その多様性から、様々な環境に適応した。
その為、生息エリアを拡大して行く。
そんな時代、ネズミなど、エサに成る為に、
生まれて来る。 その様な存在と成って居た。




