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これは魔法の書です。  作者: わおん
2319/2341

2319

この星の生物には、魔法の性質が遺伝して居る。



この星には、隕石の衝突か無かった為、


恐竜は、絶滅せずに、強者として君臨して居る。



カラスの卵など、小さいが、その知能が高い、


つまり、一部の恐竜は、それ以上に賢いのだ。



では、この星で、最初に魔法に目覚めたのは?


地上生物が、誕生する以前の、魚であった。



捕食生物から逃げる、競争相手の居ない環境で、


エサを得る。



その為の、生存本能が、進化の過程で、


陸に逃げる事を選んだ。



当然、最初は、一時的な避難である。


長時間、陸に居ると呼吸が出来ず、死んでしまう。



だが、戻っても、食われる。


だが、陸に居れば、呼吸困難で、確実に死ぬ。



結果、代表の1匹が、海に戻る事に成り、


その犠牲ぎせいによって、


他のモノは、生き延びる。



つまり、陸で、長い時間耐えられるモノが、


子孫を残し、その子孫に、その性質が受け継がれた。



では、そんな魚が、陸に逃げ、


呼吸の我慢比べを続ける時、何を考えるか?



もう、無理だ・・・


でも、もう少し我慢すれば、


誰かが、犠牲ぎせいに成り、


自分は、生き延びる事が出来る。



もちろん、その保証は無いが、それでも、


その様な事を、考え我慢する。



だが、その我慢が限界に来た時、


「誰か行け!」「ダメだ、もう無理だ!」


そんな断末魔の様な、思考が、生まれる。



これは、正真正銘、心の声である。


それが、意図しないテレパシーを生み、


その後は、念話として、機能してた。



もちろん、彼らに言葉など無い、


しかし、感覚的に、その意思は伝わる。



その為、陸地で我慢出来るモノは、


その経験を繰り返し、その能力を有効に、


使える様に成る。



「この中で、最も限界を感じて居るのは、お前だ」


「我慢して無駄だから、海に戻れ、


それで、食われるか、どうか?


それは、分からない、だが、陸に居たら確実に死ぬ」



その様な事を、感覚的に伝えたのだ。


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