表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは魔法の書です。  作者: わおん
2304/2311

2304

戦うから敗北がある。


平和国から、攻撃して来る事は無い。



しかし、戦士国民は、全員が、トップ・プロであり、


自分の能力を、退化させる妥協など、出来ない。



戦士国の国民は、有能な者だけが、子孫を残し、


戦士と成って殺し合い、100人だけが、


戦士国の戦士に成れる。



まだ、戦えない10人の幼児が居るが、


それでも国民の総勢は、110名・・・



戦って、死ぬ事も、良いのかも知れない。


だが、それは戦いでは無い。



ただ、失神しに行くだけである。


殺して、もらえない・・・


その後、我々は、どう生きる?


110人で殺し合って死ぬか?



彼らの、戦って死にたい思いは、精神論では無く、


遺伝子改造を受けた先祖の影響である。



その為、この星の生命の思考には、


短絡的たんらくてきな部分があり、


平和国民にも、その一面が垣間見られた。


職人や選手が、張り切って居るのだ。



これまで、必要なモノを作って来たが、


それが無くても、何世代も生きて来れた。



つまり、絶対的な、必要では無いのだ。


ところが、襲撃者への対応は、絶対に必要である。



すでに、数百人が殺されて居る。


つまり、今こそ、必要なモノを作る時である。



トップ・プロ選手も同様で、この競技が必要なのか?


平和国には、通常選手が居る。


観客は、意味不明なトップの試合よりも、


普通の試合を求める。



最初は、槍を投げ、的に当てるゲームだった。


しかし、トップは、500メートル先から、


落下する水滴に、槍を当てる。


観客には、見えない。


見なくても、結果は分かって居る、絶対に当たるのだ。



そんな試合が、さらに進歩して、


他の水滴に当てず、700メートル先の、水滴に当てる。



それを観戦しても、実際、他の水滴に、


当たって居ないのか? そんなモノ、分からない。



だが、今回、的は、我々を殺す敵なのだ。


見えなくても、分からなくても、国を守れるのだ。


自分が、必要な存在に成れるのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ