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プロローグ 高橋幸樹の生活

今回は、プロローグですのでだいぶ短くなっております。

次回以降も、1000字程度のあまり長くない作品になっていきますので、軽い気持ちで隙間時間にでも読んでいただけたら幸いです。

プロローグ 


「どうも皆さんこんにちは、コーチャンネルでっす。」

 

 俺は、三脚に乗せたビデオカメラを前に一人で話し出した。部屋は散乱しており、俺以外には誰もいない孤独な空間で、動画を撮っている。

 

 大学卒業後、就職活動に失敗したために親からの支援でもらっている金を元手に今も就職浪人生という名目で一人暮らしを続けている。世にいうニートだ。

 

 自慢ではないが再生回数は、1本平均150回チャンネル登録者は827人とても人気とは言えない。周囲の人間にはフリーランスの仕事と話しているが実態はただのぷー太郎ってわけだ。


「この動画が面白いと思った人は、いいねボタンとチャンネル登録よろしくな!!」

 

 ビデオカメラの録画ボタンを止め、冷蔵庫から缶ビールを取り出した。

 プシュッ。缶ビールから一気に泡があふれ、消えていく。俺の人生もこの泡のように消えていくのか。

 

 もちろん、泡のように一瞬俺の人生も沸き上がったときはあった。もう5年前になるか、高校三年生の夏が俺の人生の泡があふれた時だった。


次回は、主人公の回想編となります。


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