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あの一年間はなんだったのか?

新学期。一体どんな先生がくるのだろう、私はドキドキしていた。3年の時の先生は産休やら病欠やらで担任不在みたいなもんだったから少しはずっといてくるかなあと思っていた。私の学校はマンモス校で二学年ごとでクラス替えがあった。

 ガラッと教室の扉が開く。満面の笑顔を浮かべながら女の先生が入ってきた。なぜ、そんなに一人で笑っているのか不思議な気がしたが朝の朝礼に入り、物凄い勢いで話し出した。

 4年生になるにあたってこれからの一年どうしたらいいか、先生の方針を具体的に話し出したのだ。余りにも早いスピードと難しく聞こえる内容でよくわからなかったが、『けじめ』という言葉を何回も言う先生だなと感じた。一通り話終わったのだろう。

 おもむろに先生は言った。

「五組の一年間の目標を決めます!何がいいですか!」

私とあと二人ほど手を挙げた。一人の子は、何かを答えた。私が当てられ

「けじめをつけよう。がいいと思います。」

満面の笑みをたたえた先生は 満足気にうなずき いいねえ それに決定ねと言ったがなんだか気味が悪い感じしかなかった。

 これは、42年前のお話。

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