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 苦笑する店主を見て、マカは呆れた顔をした。

「ウチの血縁者ならば、運命は諦める言葉だと思え」

「そうですね」

「さて、そろそろミナとの待ち合わせの時間だ」

 店の壁にかけてある時計を見て、マカはブレンドティーを飲み干し、立ち上がった。

「相変わらず仲がよろしいことで。今度ここに連れて来てくださいよ」

「緊急避難場所としてなら来てやる」

「おやおや」

 肩を竦める店主を店に残し、マカは出て行った。

 細い路地を抜け、街に出る。


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