前へ目次 次へ 40/41 6 苦笑する店主を見て、マカは呆れた顔をした。 「ウチの血縁者ならば、運命は諦める言葉だと思え」 「そうですね」 「さて、そろそろミナとの待ち合わせの時間だ」 店の壁にかけてある時計を見て、マカはブレンドティーを飲み干し、立ち上がった。 「相変わらず仲がよろしいことで。今度ここに連れて来てくださいよ」 「緊急避難場所としてなら来てやる」 「おやおや」 肩を竦める店主を店に残し、マカは出て行った。 細い路地を抜け、街に出る。