前へ目次 次へ 34/41 5 「なっ…!」 マカは必死で顔だけ上げた。 しかし光の中に、白い物体を見つける。 それは人の形をした小さいモノ。 「まさか…」 例の人形。 それが次々にマノンの体に吸い込まれていく。 するとマノンは光の中に溶けていく。 「とりあえず、しばらくは維持できるかな? またね、姉さん。そして父さん、母さん」 マノンは笑顔で手を振り、光に溶けて消えた。 そしてそこにはマカとマサキ、カノンの三人が残った。 ―誰一人、身動きが取れなかった。