新手の魔法生物について
僕とキズフエタス先輩は一緒に真ん中にある、ソファに座ってテレビを見ていた。そうすると、扉を叩く音がするのだった。キズフエタス先輩はリモコンでテレビを消して、リモコンを脚の短いテーブルの上に置いた。僕たちは立って、扉に近づいた。キズフエタス先輩は扉を開けた。
男が恐ろしい鞘に入った刀を二つ、片手に持っているのだった。
「俺は本部の者だ。お前たちに用があって、ここに来た」
キズフエタス先輩は「取りあえず、中に入ってください」と言った。
男が事務所に入り、キズフエタス先輩が扉を閉めるのだった。
キズフエタス先輩は「こちらにどうぞ」と言い、脚の短いテーブルの周りにある、三つある、ソファの内の左にある、ソファに男を座らせた。男は二つの鞘に入った刀を地面に置いた。そして、僕とキズフエタス先輩は右にある、ソファに座るのだった。
「で、どのような内容でしょうか?」
「数時間前に、ここから数十キロ離れた町で、人間に似た新手の魔法生物が突然現れた。この魔法生物は町を荒らしている。お前たちにこの魔法生物を殺してもらいたくて来た。刀を受け取れ」
男は鞘に入った刀を一つ持ち、僕は鞘に入った刀を受け取り、次にキズフエタス先輩がもう一つの鞘に入った刀を受け取るのだった。
「お前たちは鞘に入った刀とここの鍵だけを持っていればいい。さぁいくぞ」
男は荷物も持っていなかった。僕とキズフエタス先輩は片手に鞘に入った刀を持っていた。僕たち、三人はソファから立って、移動して、キズフエタス先輩が扉を開けて、三人出て、キズフエタス先輩が片手で扉を閉めて、片手でポケットから鍵を出し、扉を開けられない状態にするのだった。キズフエタス先輩は鍵をポケットにしまった。
僕たちは建物から出て、建物の前にある、軍用の車に似ている車に近づくのだった。そして、男は車の一番後ろの扉を開けて、僕とキズフエタス先輩を車に入れ、運転席の扉を開けて、車を動かすのだった。
車の中は広く、運転席は壁で見えず、右の壁には長い椅子がついており、左の壁には長い椅子がついているのだった。真ん中にある、電球が目障りなほど強く光っているのだった。僕は右にある、椅子の真ん中の近くに座り、キズフエタス先輩も右にある、椅子の真ん中の近くに座るのだった。僕とキズフエタス先輩の間には、一人分のスペースが空いていた。僕とキズフエタス先輩は座りながら、鞘に入った刀を右手で杖のように立て、右手を左手で包むのだった。
キズフエタス先輩は口を開いた。
「俺たちはついてないな」
僕はキズフエタス先輩の方に耳を傾けた。
「本部は、魔法生物を殺すためなら、銃や魔法武器を使うのがベストなのに、俺たちに刀を持たせた。本部は、魔法生物の力がどのようなものかを確かめるために、俺たちに刀を持たせたのだろう。
魔法生物を捕まえてから、実験すればいいのにそうせず、本部は俺たちに刀を持たせて、その場で戦わせようとしている。本部は戦いのリアリティを求めているのだろう」
キズフエタス先輩は「本当に嫌になるな」と言った。
「そうですね」
車は黙って進んでいくのだった。




