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詩全集3

ふけた

作者: 那須茄子

ゆらりゆらりと庭が揺れる


濃い色が染み込む


いたずらな笑みが見え隠れる




追い込むように灰色になる


色はそれだけ


適当に移り変わる季節みたい



口が利けぬまま見つめる


わからないなりに


意図を汲もうと努めるが


意識が混沌としているせいか


回らない


回れない


ことん


ことん


ことんと


首が勝手に下に下に





う、うぅ、うふん、うぁ、あん、あんあん、あんあんあん、いくっ



隣からえろすが不意にはしる


どこからか喘ぎ声が聞こえる


激しく突かれているのだろうか


この声の出方だと


生でやっているに違いない



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