ふけた
ゆらりゆらりと庭が揺れる
濃い色が染み込む
いたずらな笑みが見え隠れる
追い込むように灰色になる
色はそれだけ
適当に移り変わる季節みたい
口が利けぬまま見つめる
わからないなりに
意図を汲もうと努めるが
意識が混沌としているせいか
回らない
回れない
ことん
ことん
ことんと
首が勝手に下に下に
う、うぅ、うふん、うぁ、あん、あんあん、あんあんあん、いくっ
隣からえろすが不意にはしる
どこからか喘ぎ声が聞こえる
激しく突かれているのだろうか
この声の出方だと
生でやっているに違いない