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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

残り時間は何のため

作者: 菱屋千里

人生の残り時間。まだ数十年。

でも、時間は加速する。

残された時間はもう少ないはず。

子供の頃の感覚なら、せいぜい十年分くらいか。


何かを成し遂げる?

人々の役に立つ?

生き様を見てもらう?


ううん、そんなことはどうでもいい。


誰かの好きな人のためなら?


大切な人への感謝の気持はある。

でも、その人に残りの人生を丸ごと捧げることは?


そういえば、昔ベッドで首を絞められた。

目が覚めたが、体の力を抜いた。

その手はやがて離れた。涙を流していた。

どうして、と。


その人が望むのなら、それもいいか、と思った。

でも、私のすべてを求めていたその人は、少しずつ離れていった。


そんなものかもしれない。

誰かのために自分を差し出しても、受け取る側の心はわからない。

望まれたものでさえ。


時間はただ、過ぎる。

実存とか虚無とか、そんなことはどうでもいいのです。

理屈っぽい西洋思想より、静かな東洋思想が好みです。

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― 新着の感想 ―
 感想に対するコメントについての返信  なるほど、そういうことならばと安堵しております。  実はこの作品、人生はそれぞれ自身が楽しく生きてなんぼっていう俗な考えの私としては正直抵抗があったんですけど…
 いったいなにが……。  そんな風に心配になる作品ですね。  ……これフィクションでいいんですよね?
人の心は摩訶不思議。 それは「自分自身」であっても例外ではなく──。
感想一覧
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