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159.タイミング

「では、また明日」


 今日の学校のクラス活動は午前中に終了して、午後に、少しの生徒会活動を行い本日は、帰宅することになった。


 いつも通りに、陽葵さんに家まで送って貰った。


 時刻は、16時30分。


 約束では、17時頃から生徒会長選挙による話し合いをオンラインを行う約束をしている。話し合いに参加するメンバーから、欠席する旨の連絡は無いので、このまま行うだろう。


「静ばぁ、今朝言った通り今から、大事なお話をするから終わるまで、そのままにして欲しい。夕ご飯も先に食べてくれると有難い」

「わかったよ」

「詩季にぃ〜〜頑張ってぇ〜〜」


 羽衣は、今日は転校の挨拶を中等部の始業式で行って帰宅していた。クラスには、明日以降に合流するそうだ。


 僕は、お手洗い諸々を済ませて、帰りに自販機で買っておいた麦茶を持って部屋に移動すると、タブレットのオンライン会話アプリを立ち上げて、ルームのIDとパスワードをグループで参加者に送信した。


 開始予定の10分前には、全員がトークルームに入ったので、話し合いを開始にする。


 参加メンバーは、僕の推薦人になる予定の春乃さん・奈々さんの2人と、松本先輩が参加している。


 瑛太くんも彼女さんの事が気になるなら参加しても良いと伝えたが、「2人の事、信頼している」と言われたので、不参加だ。


「奈々さんは、夕ご飯で離席したりしますか?春乃さんと松本先輩は、大丈夫だと事前に伺いましたけど」

「いんやぁ〜〜大丈夫!瑛太と食べてくるって言ってある。ここは、防音設備満載のネットカフェだよぉ〜ん」

「なるほど、瑛太くんには感謝ですね」


 春乃さんと松本先輩の2人は、事前に、離席しなくても良い旨を伝えられいる。


 終了時間は配慮しないといけないが、ブレイクタイムを除けば、通しで話し合いができる事になった。


「それで、立候補に関してですが……」

「今日、橋渡くんと星川さんの2人が立候補を申し出て明日公表されるよ」


 予想通り、橋渡先輩も星川先輩の2人が立候補期間の初日に立候補を表明した。


 初日の立候補を見送って正解だったと思う。


 全校生徒の中で、星川か橋渡という構図の2人が同じ日に立候補したのだ。

 僕も同じ日に立候補しようものなら、生徒間の議論で、早々と僕が除外される可能性が高いだろう。


 いやむしろ、同じ日に筆頭候補の2人が立候補を届け出たのは、こちらに風を吹かせようと思えば、いい材料かもしれない。


「詩季くんも、明日に立候補をするんだよね」


 松本先輩から明日にも僕が立候補を表明するかの確認を取られた。


 ちなみに、立候補の日は、先程の情報が入った事で、今決めた。そのため、僕の選対メンバーは、初めて聞くことになる。


「僕は、立候補期間の最終日に、立候補します。この情報は、くれぐれも内密に。友人知人には、話さないようにお願いします」


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