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強欲之罪VS嫉妬之罪

この作品の目玉、大罪スキルを使った初戦闘ですよ!!!

霊夢「ふふ、ふふふ。やっと開花したわね。強欲之罪」

麟「霊夢……スキルフラワリングが発動したのね」

霊夢「足りない……足りないわね……」

麟「霊夢?っ!慧音!霖之助さん!紫も!結界を張るから補助頼む!二重結界!!!」

霖之助「わ、わかった」

麟「やっぱり霊夢の様子がおかしい!最悪の事態は避けないと!」

紫「軽く暴走仕掛けてるわね……」


「強欲之罪」を獲得した霊夢であったが、自我を失い始めていた。大罪に飲み込まれそうになっていたのだ。


慧音「皆!急いで転移魔法陣に向かえ!避難しろ!」

クラスメイト「霊夢は!?さっき聞こえたのって大罪……」

慧音「今は避難を優先しろ!ここは私たちで霊夢を助けるから!」

クラスメイト「わ、分かりました」

霊夢「ぐっ……やば……い。このまま……だと……魔理…沙、早く……まだ足りない。もっと、もっと力が!」

麟「霊夢、少し我慢しなさい。博麗の巫女である我が命に従い、魔を封じる領域を生み出せ!封魔陣!!!」


麟が使った魔法、封魔陣によって闘技場は結界に覆われた。


霊夢「冴月姉、ありがとう」

麟「霊夢……貴女にも結界を張るから少し我慢して……封m…」

霊夢「大丈夫……きっと制御するから……だから、避難してて……こっちは……なんとかするから」


そうして、霊夢は手をかざした。


霊夢「強欲を……冠する我が命に従い……魔を封じ……る領域を生み……出せ……封魔陣」

麟「え?」


霊夢が内から張った結界により、闘技場は外からの干渉が出来なくなった。クラスメイトは避難が終わっており、外に残されたのは麟、慧音、霖之助の3人だけだった。


霖之助「2人とも……」

慧音「しかし麟、霊夢に封魔陣教えていたんだな。霊夢は私達に危害が及ばないようにやってくれたんだ」

麟「教えていない……」

慧音「え?」

麟「まだ、博麗の巫女が使う技は教えていない。封魔陣の使い方なんて知らないはず。見せたことがあるのでさえ、夢想封印だけよ。さっき夢想封印を使ってたのは昔見たのを練習してたからだと思ってたけど……ついさっき見た封魔陣を即座に再現するなんて……」

霖之助「まさか……それが大罪スキルの能力?」


残された3人にはそれを知る術はまだなかった。


結界の中に残された霊夢は地面に伏せていた魔理沙を見下ろした。魔理沙は霊夢のスキルフラワリングによって放出された魔力を直に受け、気絶していたのだった。


霊夢「ほら……魔理沙、うぐっ……私は手に入れたよ?……強欲之罪を」

魔理沙「!?」

霊夢「だからさ……早くしなよ」

魔理沙(霊夢は大罪スキルを手に入れたのか!?私はまだスキルフラワリングは……発動していない。霊夢に先を行かれたのか……)

魔理沙「あ……あ……」

霊夢「じゃあ、"先に"美徳スキルを手に入……れる準備にかか……るから」

魔理沙「!?」

魔理沙(また私は霊夢に先をいかれるのか!昔は魔法は私の方が先を行っていた。そして寺子屋に行くようになって、いつの間にか実力追いぬかれていた。それに、霊夢は私には使えない陰陽魔法を使えていた。羨ましかった。妬ましかった。だから私は先にスキルフラワリング、そして美徳スキルの獲得をしようとしていた。なのに結局先に行かれた。もう置いてかれる訳には行かない!あいつの力は『嫉妬』してしまう程凄かった。だけど、もう追いかけるだけじゃない!なのにどうしてあいつは先に……なぜ私は追いつけない!何故……どうして……私だって……私だって霊夢のように霊夢の……霊夢の……霊夢の……霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢れいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむれいむレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイムレイム!!!)


『養分が一定量に到達しました。スキルフラワリングを開始致します……成功しました。シードスキル「嫉妬之種」は大罪スキル「嫉妬之罪」へと進化しました』


その刹那、魔理沙から禍々しい魔力が大量に放出された。霊夢はその魔力に飲み込まれそうになった。


霊夢「魔理沙……やっとできたのね」

魔理沙「……はぁ、はぁ……よう霊夢……もう置いてかれはしない。大罪のシードスキルを手に入れたあの日から決めてんだよ。大罪に飲み込まれようが、お前と一緒にいるってな。だからよ、早く抑え込もうぜ。大罪スキルの暴走ってやつをな!なぁ、霊夢!!!」

霊夢「その通りね。さっさとこれ(大罪スキル)を使いこなして制御下に置くわよ。じゃあ頼むわよ、魔理沙ぁ!!!」


霊夢と魔理沙が互いに魔法を発動し、それがぶつかりあった。そして、2人はそれぞれ大技の詠唱を始めた。


魔理沙「我が命に従い、地、水、火、風の属性の魔力を我が身に宿したまえ!全ての属性を纏いし閃光となりて焼き焦がせ!マスタースパーク!!!」

霊夢「我が命に従い、魔を退ける障壁を生み出せ!二重結界!!!そして、見せてもらおうか強欲之罪の力!!!魔力簒奪!!!」


二重結界に阻まれていたマスタースパークは霊夢の魔力簒奪により、消滅した。


魔理沙「消滅?いや、違うな。霊夢、魔力を奪ったな?」

霊夢「よくわかったわね」

魔理沙「なんとなくだ。その魔力、どうするつもりだ?」

霊夢「あの時咄嗟に使えた魔法……冴月姉が使っていた魔法……詠唱は……いっか。夢想封印!!!」

魔理沙「詠唱破棄だと!?そんなんでまともな魔法が……嘘……だろ?」


詠唱破棄、魔法の構築に必須となる詠唱をせずに魔法を行使することを言う。詠唱とは魔法のイメージそのものであり、それを体現するのが魔法を行使する際の基礎である。詠唱破棄をしてしまえば魔法の制御ができず大抵は魔法自体構築されず失敗に終わる。構築されたとしても威力が低い、ごく稀に成功することもあるがその場合異常な量の魔力が消費されてしまう、どれにしても実践向きでは無いのだ。が、霊夢が詠唱破棄し使用した魔法「夢想封印」は威力が衰えるどころか、先程の魔理沙が使用した魔法「マスタースパーク」に匹敵する力を持っていた。


霊夢「魔力簒奪して、その魔力を使った詠唱破棄の魔法……対魔法戦ならこれで行けるのかしら……」


霊夢が生み出した五色に光り輝く光弾が魔理沙を襲った。それを魔理沙は魔法を放ち相殺していく。


魔理沙「くそっ、この光弾それぞれ別属性の魔法かよ」

霊夢「それを一瞬で判断して的確な魔法で対処する……さすがね、魔理沙」

魔理沙「せっかくだ。肉弾戦と行こうぜ」

霊夢「肉弾戦?魔理沙が?」


魔理沙は魔法を主体とした戦闘スタイルであり、身体能力や体術では霊夢には勝ったことがなかった。霊夢と魔理沙の実力が拮抗していたのは霊夢は体術で、魔理沙は魔法で補っていたためである。


霊夢「いいわ。本気で行くわよ」


その刹那、霊夢は魔理沙の目の前へと移動していた。霊夢は拳を握り、魔理沙のみぞおちを狙った。


魔理沙「なっ!?」

霊夢「まずは一発」

魔理沙「まともにくらってたまるかよっ」


すんでのところで魔理沙は八卦炉を用いて霊夢の拳を止めた。


霊夢「痛っ……八卦炉ね。確か……オリハルコンだったかしら?」

魔理沙「えと……ヒヒイロカネだったっけ?」

霊夢「覚えてないんかい」

魔理沙「まあいいや。じゃあ次はこっちだ」

霊夢「来なさ……っ!!!」


魔理沙は先程の霊夢と同等の速度で接近し、拳をぶつけた。急所は免れたものの、霊夢は後方へと吹き飛ばされた。


魔理沙「うわぁ。霊夢お前どんな力で攻撃しようとしてたんだよ……しかもお前、みぞおち狙ってたよな?さすがに死ぬぞ?」

霊夢「魔理沙、正直に言いなさい?何をしたの?」

魔理沙「これが『嫉妬之罪』の能力らしいぜ」

霊夢「やっぱり大罪スキルだったのね」

魔理沙「相手より能力が劣ってる時、自分の能力を相手と同等にする。これが「『嫉妬之罪』の権能だ」

霊夢「わざわざ言ってくれるのね。随分余裕なことで……」

魔理沙「ま、今までので霊夢の『強欲之罪』の能力もだいたいわかったからな」

霊夢「へぇ、そうなの?」

魔理沙「お前に攻撃された時、魔力が減っていた。それにさっきのマスタースパークに起こった現象。つまり、『強欲之罪』の権能は、攻撃に吸収効果を加える、周囲の魔力を奪う、これだな」

霊夢「驚いた。ほぼ当たりよ」

魔理沙「やっぱりか?」

霊夢「まだあるけどねっ」

魔理沙「なっ!……ぐっ……」


霊夢は魔理沙の背後に周り、回し蹴りを浴びせた。魔理沙は飛ばされながらも受け身をとり、立ち上がろうとしたが……


魔理沙「あれ?力が……まさか……」

霊夢「魔力だけじゃないわ。体力だって奪えるわよ」

魔理沙「そういうことかよ……」


魔理沙は回復魔法を自分にかけながらそう声を零した。


霊夢「あとは、基本魔法さえわかっていれば、相手の使った魔法を再現できるみたいだわ。マスタースパークは再現出来なかったけどね。ちなみに、さっきあいつらの合体魔法を真似したのと、マスタースパークを抑えるのに使った夢想封印が開花のトリガーだったみたい」

魔理沙「私の場合、お前が先に開花した事に対する嫉妬、だろうな」

霊夢「何よ、その理由」


霊夢は目を細め、魔理沙も笑みを浮かべた。


魔理沙「で、今のところ、どうなんだよ?」

霊夢「とりあえずは大丈夫ね」

魔理沙「ありがてぇ事に力をぶつける相手がいてくれたからか、自我を保っていられるのかもな」

霊夢「かもね。だけど、まだ何かが足りないみたい」

魔理沙「奇遇だな。同じだよ」


そうして今一度飛び出し魔法をぶつけ合う。目にも追えないようなスピードで動き拳をぶつけ合う。そして、互いに体力が消耗しかけ、ついにその時がやってきた。


魔理沙「ファイナルスパーク!!!」

霊夢「詠唱破棄?私と同じように?いや、魔理沙は魔力簒奪みたいなことは何も……」

魔理沙「いや、詠唱はしていた。ずっとな」

霊夢「!?」


魔理沙は霊夢へ攻撃を与える間に詠唱を唱え続けていたのだ。


魔理沙「終わりだ!私の勝ちでな」

霊夢「結界は無理……うん?」


その時、偶然にも霊夢の頭にとある詠唱が思い浮かんだ。霊夢は咄嗟にそれを口ずさむ。


霊夢「強欲を冠する我が命に従い、意思あるものの内に秘められし強欲よ。我が呼び声に応じ、深淵より燃え上がりし業火となりて現出せよ!強欲深淵紅炎(グリード・アビスプロミネンス)

魔理沙「なっ!!!」


魔理沙は瞬時に結界を張った。だが……


魔理沙「結界が……壊れる!!!」


魔理沙の結界は徐々にヒビが入り、砕け散った。そのまま炎が魔理沙に迫る。同じ時……


霊夢(くっ……魔力切れ……しかも……ファイナルスパーク……だっけ?防ぎきれなったのね)


霊夢の眼前には魔理沙が放ったファイナルスパークが迫っていた。

2人が覚悟を決めたその時……


霊夢「……嘘」

魔理沙「霊夢の魔法は……あ……」


霊夢と魔理沙の間に巨大な結界が張られていた。それを生み出したのは……


慧音「良く自我を保っていたな。霊夢」

霖之助「魔理沙。最後のファイナルスパーク、完璧に制御が出来ていた。八卦炉は上手く使えてるようだね」

麟「2人とも無事ね」

霊夢「冴月姉……慧音先生……」

魔理沙「香霖……」

麟「さてと、さっさと仕上げましょうか!2人がしようとしている大仕事の総まとめだ!」

前話投稿後、アクセス数が増えていて嬉しいです!!!感想、考察とか書いてくれるとモチベーション上がるのでぜひぜひ……

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