感想とブックマークの関係についての主観的考察
エッセイでは、たびたび「ブックマーク数とPV」の関係が取り上げられるが、「ブックマーク数と感想件数」の関係はあまり無いように思う。
私が見つけられていないだけで、あったらごめんなさい。
これは、あくまで自分の作品と親しくさせていただいているユーザーさんたちの作品を見て思った「主観的統計解析」であることを先に謝罪しておく。
さらに感じたままであるから間違っているとも思うが、ひとつの目安と考え方であればいいなと思い書いた。
関係性を書いていく上で、前提条件がひとつある。
それは、ブックマーク数が1,000件あるかどうかが指標のひとつになることを踏まえていただきたい。
まずは、1,000件未満である場合だが、それなら900件も800件も同じ結果なのかと問われると、そうだと自信をもって言えないが、ひとつの基準とさせていただきたい。
1,000件未満の場合の感想の件数は、ゼロに等しい。
あったとしても親しい人や熱烈なファンからの感想で、それをブックマーク数から考えると1件や2件という感じで、そうなるとパーセンテージとしては、0.1%や良くて0.5%程度になる。
つまりは、百人いたら0.1人分が感想の割合になるのだ。
そうなると、人は割ることができないから切り捨てでゼロとなる。
それが、感想ゼロということで、多くの作者が感想がないと嘆く結果に繋がる。
底辺作家脱却の目安としてブックマーク数が100件という暗黙の条件があったりするが、それならば感想ゼロ脱却は1,000件という別の壁があるように思う。
感想がついたと喜んでも誤字脱字報告だけならば、それは作者にとって感想とは呼べない。
つまりはデータ上では、1件でも心情的にはゼロだ。
感想を書くというのは、ブックマーク数を伸ばすよりも難易度が高く、険しい道のりだ。
では、1,000件を超えた場合は、どうなるのか。
1,000件のブックマークで初めて感想が1件つくというのが、割合としての結果ではあるが、なら2,000件で2件なのかというと、先に述べたように1,000件というのが一つの節目であり、ここから感想の割合が変わる。
ここからは、ブックマーク数のだいたい0.5%から2%の割合が感想件数になる。
どうして幅があるのかというと、同一人物による複数の投稿もそれぞれ1件としているためだ。
感想を書いた人数とすれば数値は変わるのかもしれないが、そこまで時間をかけられないので、割愛する。
1,000件ならば5件から20件の感想件数となる。
ブックマークが増えれば増えるほど、感想件数も多くなる。
読む人が多くなれば感想を書くことに労力を惜しまない人が増えるため必然的とも言えた。
ジャンルによっては、感想を書く人の多い少ないがあるだろうし、読む人の傾向というのがあるから一概に言えなくなるが、だいたいは合っていると思う。
感想というのは、なかなか貰いにくいものであり、気長に待つしかないものだという認識くらいでいた方が作者にとってはいいのではないかと考えている。
今回の結果は「主観的統計解析」であり、すべての作品に当てはまるものではないことを言っておきます。
あくまで、そういった傾向があるという私の主観であり、考えであることを述べさせていただく。