第3話 『ステータス』
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産まれてから一ヶ月ぐらい経った。
どうやら俺は確かに転生したらしい。
父さんは赤色の髪をして龍の鱗みたいなのと牙が見えるから龍人と吸血鬼のハーフで間違いないようだ。
ちなみにイケメンだ。
母さんは美しい容姿で金髪で耳が長く、おっぱいはまぁまぁの大きさだった。角が生えているからエルフと鬼のハーフで間違いないようだ。
ちなみに美人だ。
この美男美女カップルから産まれた俺はエクストラスキル「全翻訳」のお陰で会話を聞く事ができる。
どうやら会話によると俺の名前は
「レギスタ・ライヒコルテ」と名付けられたらしい。
父さんの名前は「ライオック・ライヒコルテ」
母さんの名前は「シアリーゼ・ライヒコルテ」だ。
今は産まれた頃より遥かに成長した。
殆ど何を言ってるのか分からなかったが、今は聞こえづらいが一応聞こえる。
そしてその会話によると…俺は今日ステータスを見に行くようだ。
「レギスター、行くわよー」
母さんが呼んでいる、行くとするか。
□■□■□
「ここに手を置いて下さい」
「レギスタ、ここに手を置くんだよ」
神官らしき人と父さんに指示された。
ステータス板と思わしき板に手を置く。
…!?何かが身体から出て行く…!?
…出て行った物が魔力…なのか…?
「……!こ、これは……!ステータス板の故障ですかな…?いや、ステータス板に異常は見られない…。まさかこれが本当の…?」
どうなんだ?俺のステータス。
「レギスタ…!この子は間違いなく天才だ…!俺達の子だ!」
「レギスタッ!」
母さんに抱き締められた。
胸の感触は良いんですけど僕にもステータス見せてくださいな。
ステータス板に指を指して、あぅあーと言ってみる。
「これが見たいのか?これがお前のステータス板だぞ。覚えておけよー」
父さんがステータス板を見せてくれた。
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レギスタ・ライヒコルテ
男 0歳
生命力 200
魔力 200
筋力 120
防御力 50
俊敏値 10
『スキル』
〈魔力操作〉Lv.10〈剣術〉Lv.10〈体術〉Lv.10
『エクストラスキル』
〈全翻訳〉〈解析〉〈強奪〉〈精霊に愛されし者〉〈竜魔法〉〈超再生〉〈天賦の才〉〈無限の可能性〉〈無詠唱〉
『加護』
〈龍神の加護〉〈魔法神の加護〉〈創造神の加護〉
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…俺はここまでチート化した覚えはないぞ。
エクストラスキルは4個選択したつもりが5個増えて9個になってるし…。
加護も〈創造神の加護〉ってのが増えてる。
なんじゃこれは…。
「レギスタ君の才能は恐ろしい程ですね…。種族特性のエクストラスキルを入れるとしても9個あるんですから…」
種族特性?あぁ、増えた5つのエクストラスキルは種族特性なのか…。
って〈無限の可能性〉と〈無詠唱〉は何だ!?これも種族特性なのか!?全然それっぽく見えないんだが…。
「その上、何もしていないと言うのに何故かLv.10スキルを3個も持っている…。しかもその3個ともかなり有用なスキルです。特に〈魔力操作〉と〈剣術〉は…」
まじか、俺の選択は間違っていなかったんだな。
「しかも加護を3つ持っている。加護は持っているだけで珍しいのに3つ持ち…!しかもその加護は全て高性能かと思われます。特に創造神の加護は…」
「俺達の息子スゲケエエ!」
父さんは超興奮してる。
母さんに至っては泣いている。
「これだけ凄ければ魔法適正も測ってみたくなりますね…。魔法適正も確認しますか?」
「はい、お願いします」
父さんが答えた、母さんは泣いているからな。
「それでは…」
神官さんは奥の方に言って水晶を取り出してきた。
「レギスタ君、ここに手を置いて下さい」
「レギスタ、ここに手を置くんだよ」
言われた通りに手を置く。
「……!全属性適正……!?この子…ありえません!神に愛されているとしか言いようがありませんよ!」
水晶は赤色、水色、緑色、茶色、黄色で順々に光っていた。
「レギスタ…!お前を産んでよかった……!」
父さんは感動して打ち震えているようだ。
まぁ、みんな一旦落ち着こうよ?
□■□■□
その後家へ帰った。
ちなみに俺の家はパレナ村の中心から少しだけ離れた場所にある。
父さんはその腕を生かして見回りや魔物退治をしている。かなり強いらしい。
母さんは家で家事をしている。
ちなみに〈解析〉を使って父さんのステータスを見てみたら凄かった。
筋力を筆頭としてステータス全てが超高水準だった。この人パネェ。
エクストラスキルも3個持っていた。
2個は種族特性のようだが1個はオリジナルのエクストラスキルのようだ。
さて、俺はかなり強いという事が分かってしまった。
だから4歳になったら家庭教師を付けるらしい。
4歳から家庭教師って…どんな英才教育だよ…。
まぁ、やっておいて損は無いと思う。
ここは魔物がいる危険な世界だ。
身を守る手段として後悔しないように強くなろうと思う。